越境ECの現状と未来 - 成果を生むための戦略とは?
2026年6月に開催された「マーケティングWeek -夏 2026-」において、ZenGroup株式会社が初めて3つの支援事業を共同で出展しました。この展示会では、越境ECの重要性と企業が抱える課題が鮮明に浮かび上がりました。
越境ECへの関心の変化
日本の企業の越境ECへの興味が「始めること」から「成果を伸ばすこと」へと移行している様子が伺えます。展示会には、510名以上の企業担当者が訪れ、その多くが販売導線の構築にとどまらず、実際のサイト改善や海外マーケティング戦略に対する具体的な相談を行いました。このことは、企業の海外進出を巡る関心が単なる開始から運用と改善へ広がっていることを示しています。
共同出展の背景
今回の共同出展は、国内市場の縮小や円安の影響を受けた結果です。企業が直面している課題も変化しつつあり、販売開始の方法を尋ねるのではなく、より高い成果を得るための方法に関心が寄せられています。そのため、ZenGroupは、海外販売導線構築サービス(ZenLink)、多言語対応サイト制作用の支援(ZenStudio)、および海外向けマーケティング支援(ZenPromo)の3事業を統一的に紹介しました。
このような環境で、一気通貫で相談できる体制が整ったことで、出展した企業は包括的な支援を求めるようになりました。
企業ニーズの3つの特徴
展示ブースで寄せられた相談を分析した結果、具体的な企業のニーズには以下の3つの特長が見られました。
(1) インバウンド需要の持続性
多くの企業がすでに海外販売を行っており、特に実店舗を持つ企業から「訪日外国人との接点をきっかけに、帰国後もECで討論を続けたい」という意見が寄せられました。この事実は、越境ECの関心が単なる「始めること」だけでなく、販売終了後の顧客との関係構築へとシフトしていることを示しています。
(2) 自社の課題を持つ企業の改善要求
来場者は、自社の具体的な課題を認識しているケースが多く、「海外向けサイトのデザイン見直し」や「多言語コンテンツの必要性」など、具体的な改善策を相談してくださいました。これは、越境ECの取り組みが導入段階から運用・改善段階への進展を示しています。
(3) 一貫した支援への興味
今回の展示では、3事業の統一感から訪れた企業が、その後の対話でマーケティングやサイト改善にまで話が広がる姿が見られました。これは、海外販売を個別施策ではなく、体系的なプロセスと認識する企業が増えていることを示しています。
ZenGroupのビジョンと役割
担当者である増谷祐二氏は、「越境ECは仕組みを整えその後、海外ユーザーに見つけ出してもらうことが重要」と指摘しています。同社は、海外販売から継続的な売上へとつなげるため、多言語サイト設計や海外マーケティング戦略の連携が重要であると強調しました。
今後も、ZenGroupはそのビジョンに基づき、越境ECの促進と日本企業のグローバル成長を支援していくことでしょう。
ZenGroupについて
ZenGroupは、国際的な越境EC市場における日本の地位向上を目指し、海外向けの商品販売プラットフォーム、プロモーション、クリエイティブを一手に提供しています。現在、320万人を超える会員から175の国・地域に向けて、1,050万点以上の商品を届けています。彼らのビジョンは「世界の越境EC販売額の20%を日本に」と掲げ、優れた日本の製品や文化をシンプルに世界へ届けるための仕組みを構築しています。