ソニーと早稲田大学による新たなクリエイティブ講座の開設とシンポジウム

ソニーグループ寄附講座が早稲田大学に誕生

2025年10月、早稲田大学基幹理工学部表現工学科に新たに設置される「ソニーグループ寄附講座クリエイティブエンタテインメント学」が、エンタテインメント産業の未来を形作る人材育成に挑むことになりました。この講座は、クリエイティブな表現が求められる今、特に重要な役割を果たすべく設計されています。

特に注目されるのは、9月2日に開催された開講記念シンポジウム「表現工学とエンタテインメントの未来」です。このイベントでは、エンタテインメント業界の第一線で活躍する専門家たちによる基調講演やパネルディスカッションが行われ、最新の技術と表現方法がどのように融合し、感動を生み出すのかについての示唆が得られました。

講座の教育内容

講座には、ソニーグループの優れた技術者たちが講師として参与し、映像・音声・AIなど多岐にわたるテーマが扱われます。受講生は、これらの技術が実際にエンタテインメントの現場でどのように応用されているかを学びながら、自らのアイデアを具体化するプロトタイピングの経験も積みます。授業では、AIや倫理、さらにはアクセスのしやすさといった重要なテーマもカバーされ、これからのデジタル社会におけるコンテンツ制作に必要な知識が身につくでしょう。

エンタテインメント産業の変革

近年、国内のエンタテインメント産業は拡大を続け、その成長を支えるためには高度な専門知識を持ったクリエイターの育成が不可欠です。この新講座は、ソニーグループが持つ専門知識と早稲田大学の表現工学科の研究を融合させ、次世代のクリエイターを育てることで、日本の基幹産業の発展に寄与することを目指しています。受講生は、業界のトップ人材と共に作業することで、理論と実践の両面から学び、未来のエンタテインメントを構想するための実践的な専門性を養うことができると期待されています。
このように、ソニーグループと早稲田大学はエンタテインメントの未来を見据えた新たな共同プロジェクトを展開しており、今後もさまざまな取り組みが続くことでしょう。