社会貢献を目指す新たな力、NEC社会起業塾2025年度塾生の発表
NECは、若者の社会起業家を支援する「NEC社会起業塾」の2025年度塾生を発表しました。このプログラムは、2002年度からNPO法人ETIC.と協力して運営されており、持続可能な開発目標(SDGs)や社会の多様な課題を解決するための起業家を育成しています。昨今の社会問題に対する意識が高まるなか、今年も注目の団体が選ばれました。
2025年度の塾生4団体
the 2025年度NEC社会起業塾に選ばれたのは、次の4つの団体です。
1.
トモイク株式会社
代表者:竹村由賀子
トモイクは、母親が孤立する「孤育」問題を解決するため、AIを活用した育児支援と相談機能を提供します。母親の声を拾い上げ、夫婦の連携を促進し、子育ての環境を整えることで社会を変革しようとしています。
公式サイト:
トモイク株式会社
入塾の想いでは、「脱ワンオペ」の社会を創造する意志を強調しています。
2.
Rooting Our Own Tomorrows
代表者:安家叶子
野生生物の違法取引を減少させるために、メディアの力を利用し、社会の意識を高める活動を行う団体です。企業経営にも影響を及ぼす生物多様性の喪失に対抗すべく、専門家の意見を取り入れながら質の高い表現を目指しています。
公式サイト:
Rooting Our Own Tomorrows
経済性を持った事業構築を学ぶ意義を見出しています。
3.
Glocal Solutions from Classroom
代表者:今泉沙織
日本の製造業の国際競争力を高めるため、オンライン国際協業や異文化研修を通じて、創造性あふれる人材の育成に努める団体です。現代のグローバル社会に必要なスキルを身につけるための活動を行っています。
公式サイト:
Glocal Solutions from Classroom
事業軸を定め、持続可能な価値を提供する志を持っています。
4.
株式会社祭
代表者:清水舞子
心に不安を抱えながらも誰にも相談できない人々を支えるために、相互ケアを目的としたSNSを運営しています。感情分析AIを利用し、ユーザーに必要な支援をつなげることで、心のケアを促進します。
公式サイト:
株式会社祭
ビジョンを確立し、仲間とともに成長する意気込みが伝わってきます。
プログラムの内容
これらの団体は、約半年間にわたるプログラムを通じて、メンターからの指導のもとで事業プランや戦略を深化させていきます。NECのデジタルトランスフォーメーション(DX)との連携によって、社会の様々な課題に対して新たな視点を持つことで、具体的な解決策を探っていくことが期待されます。
NECは、次世代の企業家の育成を通して、社会課題の解決と新しい価値の創造を目指していく方針です。また、社会起業家との交流を深め、さらなる社会的貢献を果たしていくことを掲げています。
結びに
NEC社会起業塾のプログラムを通じて選ばれた各団体がどのように成長し、社会に影響を与えていくのか、今後の動向がとても楽しみです。彼らの挑戦が、未来の社会の明るい一歩となることを願っています。