ウイングアークとインフォマートの新たな連携
ウイングアーク1st株式会社と株式会社インフォマートが9月1日より、電子請求書サービスにおいてAPIによる直接連携を開始しました。この連携により、ウイングアークのデジタル帳票基盤「SVF」と、インフォマートの「BtoBプラットフォーム 請求書」が迅速かつ自動で請求データを交換できるようになります。
直接連携の背景
企業の経理業務のデジタル化が進む中、電子請求書サービスの利用がますます広がっています。しかしながら、発行側と受領側が異なるサービスを使用するケースが多く見られ、作業負荷の増加や情報漏洩リスクといった課題が発生しています。これを受けて、ウイングアークとインフォマートは、請求データをダイレクトに連携し、これらの問題を解決するための取り組みを行いました。
この新しい連携によって、発行側と受領側はそれぞれ利用しているサービスを変更することなく、ウイングアークの「SVF Transact」で生成された請求データを、インフォマートの「BtoBプラットフォーム 請求書」で受け取ることができます。この仕組みは、請求業務における煩雑な手作業を排除し、業務全体の工数を大幅に削減することを目指しています。
連携の利点と効果
この連携以前は、異なるサービスを利用することから、PDFでのやり取りやメールによる手作業、さらには再入力といった煩わしいプロセスが生じていました。しかし、APIを介して直接請求データが受け渡されることで、これらの手間が一切不要になります。
特に「SVF Transact」と「BtoBプラットフォーム 請求書」がシームレスにデータをやり取りできることは、企業にとって大きな利点と言えるでしょう。デジタルのままで請求データが流通するため、手作業や再入力のミスを削減し、迅速な業務処理が可能となります。このように、自動化された請求業務は月次決算時間の短縮にも寄与します。
今後の展望
この提携は2025年11月に締結された協業の一環として実現したものです。ウイングアークとインフォマートは今後も、企業間のデータ連携をより一層すすめ、バックオフィス業務の効率化に貢献していく考えです。
両社のフィードバックを受けた両者は、この連携によって「データtoデータ(DtoD)」の世界を実現し、サービスの違いを意識することなく、データが自然につながる環境を目指しています。この取り組みは企業のデジタル化を加速させ、経済全体に良い影響を与えることでしょう。
双方のコメント
ウイングアークの執行役員、崎本高広氏は「請求書は企業間で流れる重要なビジネスデータであり、サービスの違いに左右されない形での流通を実現したことは大きな一歩」とコメントしています。一方、インフォマートの執行役員、児玉勉氏も「今回の連携は、サービスの分断を解消し、請求データが自然につながる世界の構築を目指したものです」と期待を寄せています。
まとめ
ウイングアークとインフォマートの連携によって、電子請求書サービスの業務効率化が実現しました。この新しい取り組みは、企業が本来の業務に集中できる環境を生み出すことを目指し続けます。今後の展開が楽しみです。