アップライトピアノ
2025-04-08 19:16:22

角野隼斗が描く「アップライトピアノ・プロジェクト」の音楽の旅

角野隼斗が描く「アップライトピアノ・プロジェクト」の音楽の旅



ピアニストの角野隼斗さんが発案した「アップライトピアノ・プロジェクト Piano for Myself」は、2023年7月から2024年11月にかけて、全国17か所で実施される音楽の旅を展開しています。このプロジェクトの目的は、特別仕様のアップライトピアノを全国に届け、誰でも自由に演奏できる場を創出することです。2025年4月7日には、東京のスタインウェイ&サンズで記者会見が行われ、第Ⅰ期の成果が報告されると同時に、次の第Ⅱ期(2025年6月~2026年3月)の実施に向けた企画公募が発表されました。

自由な音楽体験が生まれる


このプロジェクトは、特別に設計されたアップライトピアノが全国の地域イベントや私設音楽サロン、国宝の瑞龍寺など多様な場所で設置され、自由に演奏できる機会を提供します。プロジェクトの開始以来、3,000名以上の演奏者が参加し、7,000名を超える来場者がその音楽を楽しんできました。ちなみに、角野さんが伝えたいメッセージは「誰でも自由に弾ける空間」であり、参加者同士の交流が生まれることも重要な要素とされています。

音楽の再定義「自分のために弾く音楽」


プロジェクトの副題「Piano for Myself」には、自己表現の重要性が強調されています。自宅で実験的に使用してきたアップライトピアノは、フェルトを用い、音の柔らかさと繊細さが特徴です。音楽を「聴かせる」だけでなく「感じる」体験を通じ、世代を問わず多くの方々から共感を集めています。特に、音楽に親しむ機会が少なかった人々が自由に演奏できることで、地域の人々の温かいコミュニケーションが育まれています。

地域特性を活かした独自の企画


各地の主催者は、地域の特性を生かしたユニークなイベントを展開しています。ジャズフェスティバルやクリスマスの催し、小学生向けのワークショップ、さらには瞑想的な演奏体験までもが含まれ、参加者同士のつながりが生まれています。また、プロジェクトが実施された高校では、生徒たちが主体となって音楽祭を企画し、自分の演奏を通じて学校全体に楽しさを届ける活動が行われました。

次世代への音楽教育の礎


このプロジェクトの中心には、「子どもたちに音楽をつなぐ」という理念が息づいています。ピアノの構造を理解することで、音楽の楽しさを直感的に体験することができます。角野さんは、自分が音楽を始めたきっかけを大人たちの支えとして挙げ、自らも次世代にその経験を伝えていくことに情熱を注いでいます。

第Ⅱ期の募集要項


第Ⅱ期の実施は2025年6月から2026年3月までで、全国からの主催者を公募します。応募期間は2025年5月1日から5月25日まで。条件として、原則無料のイベントであること、ピアノ設置および演奏の許可が得られる場所で実施可能であることが求められます。特に、子どもや学生への音楽の拡充に重点を置いた企画が優先されるため、地域での参加を検討している方々には大変良い機会です。

音楽を通じた地域の交流と次世代の育成を目指す「アップライトピアノ・プロジェクト」。ぜひ、あなたの地域で音楽の旅を共有し、楽しんでみてはいかがでしょうか。公式情報は、こちらから確認できます。


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