2025年住みたい街ランキング:福岡エリアの最新トレンドを分析
不動産・住宅情報サービスの「LIFULL HOME'S」が発表した「2025年 LIFULL HOME'S みんなが探した!住みたい街ランキング(九州圏版)」の結果が注目を集めています。これは安易なアンケート調査によって得られたものではなく、実際に同サービスに掲載されている物件への問い合わせ数を基にしたリアルなデータの反映です。福岡県における住まいの需要やトレンドを把握できる絶好の機会です。
借りて住みたい街:8年連続の博多
まず、賃貸物件の問い合わせ数をもとにした「2025年 LIFULL HOME'S 借りて住みたい街ランキング」では、「博多」が8年連続で1位を獲得しています。博多駅は西日本の交通の要所であり、鹿児島本線や地下鉄空港線をはじめとする複数の路線が交差しており、交通の利便性が非常に高いことから、9割以上の居住者が借りて住む選択をしています。人気の高い西鉄平尾駅と高宮駅は、いずれも前年と変わらず2位と3位をキープ。
しかし、博多駅の問い合わせ数は西鉄平尾駅の1.7倍にも上ります。このような圧倒的な需要は、今後も博多の地位を確かなものとするでしょう。2023年3月には福岡市地下鉄七隈線の延伸もあり、さらなる利便性の向上が期待されています。
購入して住みたい街も注目
次に、購入物件の分野でのランキングでは、福岡市地下鉄空港線の「西新」が初めての1位を獲得しました。これは、西新エリアでのマンション開発が進んだ結果であり、物件への問い合わせ数が急増したことが大きな要因です。西新駅から博多駅までは約13分、天神駅までは約7分とアクセスも良好で、購買層の人気を集めています。
特に西新エリアは、御存知の通り人気の住宅地である百道(ももち)にも近く、今後も住宅需要の高まりが見込まれいます。2位には博多がつけていますが、駅周辺での開発が一段落しているため、問い合わせ数の差が見られます。しかし新たなプロジェクトが開始されれば、博多も再び注目を浴びることでしょう。
注目すべきは3位に浮上した「竹下」駅で、これは2022年に開業した「ららぽーと福岡」などの影響で、賃貸需要が拡大した結果です。博多からも1駅の距離というプロximityも評価されています。
全体を通じて、福岡エリアの住みたい街のトレンドは変化を遂げており、新たな動きや開発の影響を受けています。これからもリサーチを通じて、最新の情報を提供し続けていきます。
まとめ
住みたい街ランキングは、新たな発見やトレンドを提供してくれる貴重なデータです。住まいを探している人にとって、LIFULL HOME'Sは心強い味方となります。2025年に向けて、どの街が注目され、どのような動きが見られるか、ますます目が離せません。