米粉の新たな挑戦
2025-11-04 14:10:05

米粉需要の高まりに応える新ゼミ開設と地域連携の取り組み

近年、米粉の需要が高まっています。この流れに対応して、日本各地で様々な取り組みが展開されています。その一環として、米・米粉消費拡大推進プロジェクト事務局が運営する「米コ塾」が「地域の取り組みを知るゼミ」を新たに設けました。このゼミは、米粉に関する多様な意見やアイデアを交換しながら、地域の農家や企業が協力し合って米粉商品の開発に取り組む機会を提供します。

「地域の取り組みを知るゼミ」では、地域事業や農家の努力を基盤に、現場の声を反映した事例を紹介し、米粉の新しい可能性を探ります。特に関心が寄せられているのは、米粉用米の生産を拡大していくための取り組みです。これにより、生産者は安定した収入源を確保し、米粉市場の需要に応えるための基盤を築くことが期待されています。

ゼミの第一弾として、著名な俳優であり、株式会社AGRIKOの代表である小林涼子さんが関わる「米粉用米生産拡大事業施策」が取り上げられます。11月4日から公開される3つの記事の中では、アグリコがクロストークの場として新潟県上越市名立地区の米農家との意見交換を行った様子が詳しくレポートされます。また、名立産米粉を利用した新商品「ピンサーレ」の開発を手掛けている株式会社サンマルクホールディングスの取り組みも注目されます。

米粉用米生産拡大検討会


最初の取り組みとして、米生産者が集まる「米粉用米生産拡大検討会」が開催されました。ここには約20名の生産者が参加し、米粉市場の需要や消費者の動向について意見を交わしました。生産者同士が直面する課題や、契約生産によって安定収入の可能性についても議論が行われ、地域における米粉作りの意義と課題が明らかになりました。この検討会は、地区の米粉に対する理解を深める重要なステップとなったことでしょう。

株式会社波里の工場見学会


続いて行われたのが、国内最大級の製粉会社である株式会社波里の工場見学会です。ここではアグリコや米農家、SWY・ーニングなど多様な企業が集まり、製粉技術や品質管理の過程を実際に見学することができました。生産者、製粉業者、飲食業が一緒に集まることで、お互いの理解を深め、米粉がどのように商品化されるのかのプロセスを学びました。

名立産米粉を使った新商品「ピンサーレ」


最後の取り組みでは、株式会社サンマルクホールディングスが名立産米粉を使用した新しいパン「ピンサーレ」を開発しました。この商品は、地域の米粉を全国に届けるというビジョンを具現化したものです。開発に携わるスタッフは、実際に名立地区を訪問し、生産者との交流や稲刈り体験を通じて地域の想いを商品に反映させました。そして、2025年には「全国おでかけグルメフェア」での販売も予定されています。

米コ塾では、新たに会員メンバーを募集しています。米粉に興味のある方、事業として米粉を取り入れたい方にとって、非常に貴重な機会です。入会費や年会費は無料で、会員限定のメールマガジンなどの特典も多いため、ぜひこの機会に参加してみてはいかがでしょうか。

このように、米粉の新たな可能性に向けた取り組みが全国で広がりを見せています。今後も米粉に関する情報や活動を通じて、日本の米粉文化の発展に寄与していくことが期待されます。


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