八楽、LocWorld54に登壇
2025-10-10 09:39:06

八楽、世界最大級の翻訳会議『LocWorld54』に登壇!生成AI活用の新しい翻訳体制を紹介

八楽、世界最大規模の翻訳会議に登壇!



八楽株式会社は、2025年10月14日から16日までアメリカのカリフォルニア州モントレーで開催される翻訳・ローカライゼーションの国際会議『LocWorld54』に出展し、スピーカーとしても参加します。本イベントは、翻訳業界における最大規模の会議であり、毎年多くの業界関係者が集まることで知名度が高まっています。八楽は、生成AIを活用した翻訳支援ツール「ヤラク翻訳」を提供しており、今回の登壇では、日本発の技術を国際的な舞台で発信します。

生成AIと翻訳者の協働



八楽が今回のセッションで取り上げるテーマは、「スピードと魅力的品質の両立」です。この取り組みでは、スポーツ関連団体の公式ブログの翻訳を対象とし、競技終了後数時間以内に行われる超短納期の翻訳において、ただ単に正確な訳を提供するのではなく、スポーツの興奮やエモーションをファンに伝えることを目指しています。このプロジェクトでは、生成AIと専門知識を持つ翻訳者のチームが協力し合って新たな翻訳体制を構築しています。

カスタムGPTによる最適化



このプロジェクトは、以下の3つの主要なステップを通じてAIをスポーツ結果の翻訳に最適化しています。

1. 各競技に特化したカスタムGPT(MyGPT)を設け、その文体、用語、ファン文化を反映。
2. 過去の優れた翻訳をFew-shotで学習し、スタイルと用語の統一性を確保。
3. 翻訳者との継続的なフィードバックループを通じて、AIと人の協働を週単位で改善。

このように、AIを利用することで翻訳のスピードと品質を両立させる新たな可能性を示しました。

コスト削減とファンの満足度向上



八楽の取り組みでは、従来の100%人力による翻訳体制と比較して、約50%ものコスト削減を実現しました。さらに、ファンとクライアントの満足度も向上させる成果を上げています。特に、長時間の競技中には2時間ごとにレポートをリアルタイムで翻訳する「翻訳耐久レース」が成功を収め、スピードと魅力的な品質を両立するモデルケースとなっています。

新たな翻訳体験の創出



今後、八楽はスポーツだけでなく、ライブイベントやインフルエンサーコンテンツなど、リアルタイムでファン体験が重視される分野への展開を計画しています。八楽の目指す姿は、翻訳を単なる情報伝達の手段から、感情や臨場感を届ける体験へと進化させることです。

LocWorldについて



『LocWorld54』は世界中の翻訳・ローカライゼーション業界の最新技術や未来について議論される場であり、毎回500〜800名の関係者が参加しています。八楽は、日本企業としてこの重要なステージで唯一スピーカーとして紹介されることで、国内外での認知を一層高めています。

八楽の意義



八楽が国際的な場に登壇することには、多くの意義があります。まず、日本企業としての希少性に加え、グローバルな市場での認知度を高めるチャンスです。また、業界を牽引する存在として、自社の技術と未来像を提言する重要な場ともなります。八楽は今後も、生成AIを駆使し、日本の翻訳テクノロジーを世界に発信していく所存です。

最後に



八楽代表の坂西優氏は、「日本発の翻訳テクノロジーを世界の舞台で発信できることを非常に光栄に思います。私たちの翻訳は、単なる作業ではなく、ファンや読者にとって本当に意味のある『伝わる翻訳』を提供します。これからもコミュニケーションを豊かにするための挑戦を続けていきます。」とコメントしています。

八楽は、翻訳の未来を見据え、多様な人々がつながり、理解し合う社会の実現を目指しています。今後の活動にご期待ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: 生成AI 八楽 LocWorld

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。