アニメ映画『Another World(世外)』が8部門にノミネート
デジタルハリウッド大学大学院が手掛けたアニメーション映画『Another World(世外)』が、香港電影金像奨(香港アカデミー賞)で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞など8部門にノミネートされました。
作品の背景と制作について
本作は、西條奈加による小説『千年鬼』を原作とし、ポリー・ユンがプロデューサー、トミー・カイ・チュン・ンが監督を務めています。国際共同制作として香港のアニメーションスタジオPOINT FIVE CREATIONS LIMITEDとの連携が設計され、2025年春に完成予定です。
本作は、デジタルハリウッド大学が展開する「日本IPグローバルチャレンジ・プログラム」の一環として制作されました。このプログラムは、日本の優れたIP(知的財産)を国際的に展開することを目指しています。
物語のあらすじ
物語は、死後の死者の魂が幻想的な世界「世外」を旅する様子を描いています。主人公の精霊グドは、ユリという少女を導く中で、人間の感情の複雑さに触れ、彼女の怒りを抑えるための危険な任務に挑むことになります。
このストーリーは、日本の幻想文学に根ざした魅力を持ちながら、香港のアニメーション技術と融合しており、多彩な視覚表現が期待されています。
海外映画祭での評価
『Another World』は、2025年6月にアヌシー国際アニメーション映画祭でのワールドプレミアを迎える予定で、世界最大のアニメーション映画祭として多くの期待が寄せられています。同年10月には、シッチェス・カタルーニャ国際ファンタスティック映画祭でも上映される予定です。
また、本作は台湾・金馬獎の最優秀長編アニメ映画賞も受賞し、国際的な評価を高めています。10月29日から香港での公開がスタートし、初週には1位を記録。このような評価は、今後の展開へと大きな期待を抱かせます。
監督とプロデューサーの紹介
トミー・カイ・チュン・ン(Tommy Kai Chung NG)は、香港城市大学を卒業し、多数のアワードを獲得してきた才能ある監督です。
ポリー・ユン(Polly YEUNG)は、様々なジャンルでの作品に従事しており、アニメーションスタジオPOINT FIVE CREATIONSでの活躍が光ります。
デジタルハリウッド大学大学院の役割
デジタルハリウッド大学大学院は、日本初の株式会社立の専門職大学院として、デジタル技術を駆使し社会に革新をもたらす人材育成を行っています。
このたびの『Another World』は、こうした教育理念を具現化した作品といえます。今後も注目されるこのプロジェクトから目が離せません。
【参考リンク】