エクスペリサス株式会社が選ばれた理由とは?
エクスペリサス株式会社(東京都渋谷区)は、日経クロストレンドが発表した特集「未来の市場をつくる100社 2026年版」において、旅行・インバウンド分野の企業として選出されました。本記事では、その意義や同社の事業内容、国内観光業界の展望について詳しく解説します。
日経クロストレンド特集の概要
日経クロストレンドは、成長が期待できる企業を対象に約400社のアンケートを実施し、「新規性」「成長期待」「社会インパクト」の3つの観点から評価を行いました。その結果、2026年に市場に変革をもたらす有望企業として選ばれたのが、エクスペリサス株式会社です。
今回の特集では、旅行・インバウンドを含む10の成長分野から選ばれた企業が発表されており、新たに「教育・学び」が加わるなど、時代の変化に対応したテーマが設けられています。
エクスペリサスの事業展開とビジョン
エクスペリサスは、持続可能な観光による地域創生を目指し、2017年に設立されました。この企業の理念は「100年先の未来へ、日本中の多様な文化を継承する『仕組み』を創る」であり、訪日富裕層向けの高付加価値な観光体験を提供しています。
同社は、BtoB型クローズドECサイト「XPERISUS.com」の運営を通じて、海外富裕層をターゲットにした事業を展開しています。COVID-19の影響で一時的に海外展開はストップしましたが、この期間に事業基盤を強化し、国内事業や法人向け事業などに成長領域を広げました。これにより、官庁や企業と連携し、独自の価値を持つ高付加価値体験の創出に取り組んでいます。
現在、世界中に広がる8,000社以上の富裕層旅行会社ネットワークを有し、エクスペリサスは、訪日旅行市場において革新的な製販一体型ビジネスモデルを確立しています。
なぜ「海外富裕層」に特化するのか?
国土交通省の調査によれば、高付加価値旅行者は訪日旅行者全体の約1%に過ぎないものの、消費額は全体の約14%を占めています。このような富裕層が地方を訪れるケースは限定されているため、エクスペリサスはこの市場に特化することで地方創生につなげようとしています。
富裕層旅行者は、長い滞在期間と高いリピート率を持つため、地域経済に大きな影響を与える可能性があります。また、少人数での旅行が多く、日本各地の魅力を十分に感じてもらうことで、オーバーツーリズムによる観光公害を回避しながら持続可能な観光を実現します。
事業拡大に向けた採用活動
エクスペリサスでは、さらなる成長を目指して積極的に人材を募集しています。日本の魅力を世界の富裕層に届けるため、多様な職種での採用を行っており、トラベルコーディネーターや商品企画など、多岐にわたるポジションが用意されています。
社員は日本の隠れた魅力を発掘し、感動体験として提案する重要な役割を担っています。詳細な募集要項や選考プロセスは、公式採用サイトで確認できます。
おわりに
エクスペリサス株式会社が日経 クロストレンドに選出されたことは、同社の事業に対する信頼性や将来性を示す大きな一歩です。今後も持続可能な観光、地方創生を通じて、日本の文化を世界へ発信し続けていくことでしょう。この動向から目が離せません。