岩手・大船渡高校におけるCanva特別授業の成功報告
最近、岩手県立大船渡高等学校で特別なデジタルクリエイティブ教育が行われました。これは、デジタルハリウッド株式会社による高等学校DX加速化推進事業の一環として実施された、Canvaを活用した自己PR動画制作に関する授業です。本授業は、264名の生徒を対象に、全2回にわたって計100分間という充実した内容で展開されました。
特別授業の概要
デジタルハリウッドアカデミーが提供する特別授業は、岩手県立大船渡高等学校が2年連続で採択されたDXハイスクールにおいて行われました。昨年度の学校紹介動画制作に続き、今年は自己PR動画作成に挑戦。特に、学生たちは現役クリエイターから直接教わることで、実践的なスキルを身につける機会を得ました。
授業は、デジタルハリウッドSTUDIO横浜の講師・石川愛氏が指導しました。石川講師は事前に生徒たちが、Canvaやインターネットと生成AIの正しい使い方について学ぶ必要があると考え、授業内容を構成しました。この段階で、クラウド保存とローカル保存の違い、そして基本的なIT用語についても触れられました。
学生たちの取り組み
特別授業では、最初にクリエイターの役割や生成AIの利用法を解説し、その後、実際のCanvaを用いた自己PR動画制作に移行しました。生徒は4つの教室に分かれて、一斉授業を受けた後、個別作業の時間ではティーチングアシスタントが各教室を巡回して指導しました。
授業終了後には、生徒からのアンケートが実施され、約80%の生徒がCanvaを使ってみたいと答え、92%が授業内容が分かりやすいと感じたことが示されました。前年度と比較しても理解度や満足度は向上したと分析されています。
生徒の反応とアンケート結果
アンケートの結果、授業を通してCanvaに興味を持った生徒は73.8%にのぼり、全体としてデジタルスキルの重要性を再認識する機会となったようです。生徒たちは、「Canvaを使った動画制作が意外と楽しい」という感想や、「パソコンの操作は最初は難しかったが、友達と協力しながら進めることができた」という意見も寄せられました。
一方で、課題として「内容はわかりやすかったが、やはり難しいと思った部分もあった」と感じている生徒もいたことから、今後もサポートが必要だとの声も上がっています。デジタルハリウッドの授業企画担当者は、今後もPC操作に自信が持てない生徒に寄り添った教育を行う意向を示しています。
大船渡高校の教育理念
岩手県立大船渡高等学校は「自主独立」を校訓に掲げ、生徒の自走力を重視した教育を行っています。最近では探究活動「大船渡学」を通じた学びの深化が目指されており、生徒の自主的な学びのスタイルが体現されています。本特別授業も、そうした理念の下で実現したものであり、学生たちは今後の社会で必要とされるスキルを育んでいくことでしょう。
この特別授業の結果は、ただの学びの場にとどまらず、生徒たちの将来へのステップアップにつながる貴重な経験となりました。今後も、デジタルクリエイティブ教育が広がり、多くの生徒が自分の魅力を発信する力を高めていくことを願っています。