ROBOPROファンドの躍進
SBI岡三アセットマネジメント株式会社が手掛ける「ROBOPROファンド」が、2025年5月29日、純資産総額500億円を突破しました。このファンドは、今年の3月25日に400億円をクリアしており、わずか2ヶ月余りでのさらなる成長を遂げています。特にその背景には、機動的な資産配分が大きく寄与したとされています。
ファンドの特徴と運用方法
ROBOPROファンドは、テクノロジーを活用した投資助言を行うフィンテック企業、FOLIOからのサポートにより、AIを用いた資産配分を行っています。これにより、8つの異なる資産クラスを対象とし、月ごとにリバランスを実施。市場環境の変化に応じた柔軟な運用が魅力です。
純資産総額が増加する中で、販売会社も増加し、より多くの投資家にアクセスできるようになってきました。ファンドの運用は、信託報酬の控除後に年率1.562%(税抜1.42%)となっており、継続的な成長が期待されています。
相場に強い運用成績
最近の米国の政策変化や市場の不安定要因にも関わらず、ROBOPROファンドは優れた運用成績を示しました。特に、トランプ政権発表の高関税政策が株式市場を揺るがす中で、グローバル経済の影響を受けて、株式市場全体が約20%も下落した際に、ROBOPROファンドの下落率は約12%に留まり、相対的に強いパフォーマンスを維持。これにより、多くの投資家の信頼を集めています。
加えて、相場が下降局面であった5月12日には1月の最高値を回復し、翌日には設定来高値を更新しました。この過程でファンドは臨時リバランスを行い、株式資産への投資配分を増やすことでリスクを軽減しました。
投資家へのメッセージ
運用責任者の辻󠄀将之部長は、「このファンドはAIを活用し、投資経験が少ない初心者から株価指数に連動するインデックスファンドを保有する投資家まで、幅広くニーズに応える設計となっています」とコメント。これは、現代の複雑な投資環境において、高い適応力をもたらすでしょう。
企業理念と展望
60年を超える歴史を持つSBI岡三アセットマネジメントは、「Challenge & Uniqueness」を理念に掲げ、新たな挑戦を続けています。将来にわたって顧客の期待を上回る運用を実現し、資産運用の未来に貢献することを目指しています。
さらなる情報の取得
ROBOPROファンドに関する詳細やリスク情報は、以下のリンクから確認できます:
このように、ROBOPROファンドは運用の安定性と成長性を兼ね備えた注目のファンドとして、多くの投資家に支持されています。今後の展開に期待が高まります。