第2回スペシャルニーズアワード
2025-10-02 15:46:32

医療的ケア児者を支える第2回スペシャルニーズアワード表彰式開催

第2回スペシャルニーズアワード表彰式開催



医療的ケア児者とその家族が安心して生活できる日本を目指し、これまでの努力が実を結ぼうとしています。昨年度設立された「医療的ケア児者を応援する市区町村長ネットワーク」は、全国の市区町村長が参画し、さまざまな取り組みが行われています。2023年10月4日に開催される第2回スペシャルニーズアワードの表彰式では、特に優れた自治体職員や支援団体の取り組みが讃えられます。

このアワードは、現場で医療的ケアを必要とする子どもたちを支える姿勢を評価し、より良い地域づくりを目指すものです。今年度は、応募総数15件の中から特に優秀な取り組みが選ばれました。表彰部門は、「頑張る自治体職員部門」「やさしいまちづくり部門」の2部門です。

受賞者の発表



頑張る自治体職員部門


横浜市の障害児福祉保健課に所属する浅野美和氏が受賞しました。彼女は、医療的ケア児の支援において、行政と現場の連携を密にする調整役として非常に重要な役割を果たしています。保育園、訪問看護、病院、家族の声をしっかりとヒアリングし、関連機関間でのスムーズな支援を実現するためのカンファレンスを開催しています。彼女の取り組みは、横浜市内だけでなく、神奈川県全体の医療的ケア児支援の底上げにつながっており、他の自治体の模範となる事例として高く評価されています。

やさしいまちづくり部門


この部門では、2つの団体が受賞しました。
1つ目は「NPO法人ソルウェイズ」です。北海道の札幌市にて「こども未来支援拠点あいのカタチ」を運営しており、医療的ケア児とその家族を総合的にサポートする体制をつくっています。小児科・訪問看護・病児保育・短期入所など、さまざまなサービスが一体となって地域でのサポートが行われています。

2つ目は「北良株式会社」。彼らは医療用インフラ技術を活かし、医療的ケア児や災害時の支援が必要な人々に対する地域支援を行っています。視線入力を利用したeスポーツ大会やアート活動を通じて、重度障害児の社会参加を促進しており、また「WHOLE EARTH CUBE」などの災害支援技術の実装も話題となっています。

授賞式の詳細


表彰式は、令和7年10月4日土曜日、午後1時から品川区にあるWHAT CAFEで開催されます。プログラムには、受賞者による事例発表などが含まれ、参加者は地域全体の医療的ケアの現状についての理解を深めることができます。この授賞式は「ふわりんクル~ジョン2025」の一環でもあり、社会的包摂をテーマにした重要なイベントです。

この機会に、私たちがどのように医療的ケアを必要とする人々を支えていくのか、共に考え、行動していく機会としてほしいものです。表彰式に関する詳細や参加方法については、関連リンクをご覧ください。

お問い合わせ先


本件に関するお問い合わせは、「医療的ケア児者を応援する市区町村長ネットワーク」まで。事務局:田中、斎藤 で対応。連絡先電話:098-917-1254、メール:[email protected]


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