法人向け中古パソコン買取プラットフォーム「Hi-Kii」登場
双日株式会社が2025年5月14日より、法人向けの中古パソコン買取一括見積もりサービス「Hi-Kii」を開始しました。このサービスは、中古のIT機器をスムーズに処分したい企業に向けて、見積もりの一括取得から契約の締結までを一元的に行える革新的なプラットフォームです。
「Hi-Kii」の特徴
「Hi-Kii」は、IT機器の安心・安全な処分を可能にするプラットフォームで、特に情報セキュリティの強化に重点を置いています。企業が所有するパソコンやサーバーは、適切に処理しないとデータ漏洩のリスクが高まりますが、本サービスを利用することにより、専門のITAD企業にデータ消去を依頼することで、リユースやリサイクルが促進されます。
ユーザー企業にとっての利点
本サービスの最大の特徴は、排出予定のIT機器を簡単に登録し、見積もりを1台から依頼できる点です。多様なプランが用意されており、データ消去証明書を発行する「あんしんデータ消去プラン」と、特定の条件に応じた消去方法を選択できる「こだわりデータ消去プラン」があります。また、契約書もプラットフォーム上で標準化されているため、選択したITAD企業との契約も迅速に済ませることが可能です。
セキュリティと環境への配慮
「Hi-Kii」では、日本国内約100社のITAD企業が参加しており、それぞれ双日が定めた独自のセキュリティ基準をクリアしています。これにより、企業は安心して委託先を選ぶことができ、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることが出来ます。さらに、都市鉱山としてのリサイクル活動を促進することで、環境負担の軽減にも寄与しています。
環境リサイクルへの貢献
双日は、脱炭素化や環境負荷の軽減を目的に資源リサイクルを推進しています。具体的には、IT機器から再利用や再資源化を行うことで、貴重な金属資源を有効活用する道を模索しています。最近では、カナダのeCycle Solutions Inc.への出資参画など、国際的な連携による資源リサイクルの事業展開を強化しています。
まとめ
「Hi-Kii」は、法人にとって単なるパソコンの処分手段だけでなく、情報セキュリティを担保しつつ、環境保護にも寄与するサービスとして期待されています。今後、企業はこのプラットフォームを利用し、適切にIT機器を処分することで、循環型社会の実現に向けて一歩を踏み出すことができるでしょう。
公式サイトでは、サービスに関する詳細を確認できるので、ぜひチェックしてみてください。