中小企業向け健康管理の新たな一歩!エヌ・エイ・シー・ケアとヤックルの提携
東京都千代田区に本社を構える株式会社エヌ・エイ・シー・ケアは、生活習慣病に特化したオンライン保険診療サービスを展開する株式会社ヤックルと新たに「健康パートナーシップ」を締結しました。この提携により、両社は互いの強みを生かして中小企業向けの健康管理サービスをさらに充実させることを目指しています。
健康経営の実現に向けて
エヌ・エイ・シー・ケアは、「Be Health」という健康管理システムを提供しています。このシステムは、主に従業員数1000名以上の企業で導入されてきましたが、今回の提携により中小企業にもサービスを拡張できます。中小企業向け健康管理サービスを強化することで、生活習慣病の早期治療や治療の継続支援を実現し、健康寿命の延伸を図ります。
この健康パートナーシップの狙いは、医療機関への受診をスムーズにすることです。エヌ・エイ・シー・ケアの「Be Health」システムを通じて、受診勧奨機能を導入。これにより、システム内からヤックル社のオンライン保険診療へのアクセスが可能となり、健康経営に取り組む企業にとって価値のあるサービスが提供されます。
受診機会の創出
実は、健康診断を受けた労働者の約58.7%が「異常あり」と診断される状況であり、その中には「再検査を放置している人」が約半数いるという実態があります。特に生活習慣病は初期段階では自覚症状がほとんどないため、受診意欲が低いのが現実です。さらに、忙しい生活の中で受診のための時間を作ることが難しいという声も多く聞かれています。
ヤックル社のオンライン保険診療は、業務終了後の18時から22時まで診療が行われ、忙しいビジネスパーソンにも利用しやすい時間帯に設計されています。このサービスを利用することで、治療を受ける機会を提供し、受診率の向上が期待されます。実際に、未治療や治療中断の患者の中で、受診患者全体の55%を占めているのが40〜50代の世代です。
両社のビジョン
エヌ・エイ・シー・ケアは、医療専門職が本来注力すべき業務に時間をかけられるよう、ITを活用したヘルスケア事業を進めています。また、ヤックルのサービスは患者にとっても手軽で受診への敷居を下げるため、まさに相乗効果が期待できるでしょう。
このような取り組みが進むことで、企業の健康経営も一段と促進され、従業員の健康管理が一層重要視される時代に突入するのではないでしょうか。
今後の展望
エヌ・エイ・シー・ケアは、今後も健康管理に力を入れ、特定健診未受診者への通知サービスや、自治体や健康保険組合向けのサービスの提供を進めていく予定です。企業の健康経営に貢献し、その結果、社員の健康を守り、企業全体の活性化に繋がることを目指しています。
このたびの「健康パートナーシップ」締結のニュースは、中小企業にとっても新たな健康管理の扉を開くものとなります。今後の展開に注目が集まります。