Z世代の推し活仲間との絆を深める活動と幸福度向上の関係

推し活におけるシェア文化と幸福度

株式会社ロッテが実施した「推し活に関する調査」の結果、特にZ世代が推し活仲間とリアルな場で情報やアイテムをシェアしていることが浮き彫りになりました。推し活とは、推しのアイドルやキャラクターを応援する活動のことを指し、ライブやイベント参加、グッズ購入が一般的です。

最近の調査では、特に若年層が推し活を楽しむ姿勢が強く、彼らの間で「シェア」という行為が重要な役割を果たしていることが明らかになりました。具体的には、20代で28.8%、50代では15.0%が推し活仲間とお菓子やグッズを「シェアしている」と回答しています。

シェアが生むコミュニケーションの深化

推し活におけるシェアの中でも、お菓子は特に人気であり、全体の約3割が推し活にお菓子を活用しています。特にチョコレートが最もシェアされており、「推しを想って購入して楽しむ」とか、「推し活仲間とシェアする」という行動はコミュニケーションの促進に大いに寄与しているようです。これを通じて、仲が深まると同時に、幸福度の向上にもつながっていると言えるでしょう。

調査でわかったのは、幸福度の異なるグループ間でシェア活動に差が見られ、幸福度が高い人ほど他者とシェアをする傾向が強いこと。これは、推し活仲間との交流が更なる幸せを生む証拠とも解釈できます。

オリジナルグッズ作成とその影響

推し活に必要なアイテムとしてオリジナルグッズの作成も注目されています。調査によると、Z世代の50%以上が推しに関連するオリジナルグッズを「持ち歩いている」との結果が出ています。オリジナルのパッケージを作成することによって、「気分が上がる」「楽しい気持ちになれる」「幸せを感じる」といったポジティブな感情を抱いている人も多く、これが幸福度向上につながる可能性があることが示唆されています。

具体的には、「推しの写真を貼り付けたチョコレートを贈る」や「消しゴムハンコでキャラクターを描いたラッピング」といったアイディアが挙げられています。これにより個人が創造性を発揮し、感情的につながる要素が強化されるのです。

キャラクター化への熱い支持

さらに、推しの対象がキャラクター化されたものを楽しむ傾向も見逃せません。調査結果によると、10〜20代の約50%が「キャラクター化された推しをSNSでシェアしたり楽しんだりしている」と回答しています。これに対し、30〜50代は20〜30%となっており、年代によって反応が異なることもわかります。

終わりに

今回の調査から見えてきたのは、推し活が単なる趣味にとどまらず、若者にとっては幸福度に大きく関わる活動であるという点です。推し活を通じて生まれる絆やシェアの文化が、日々の幸せや心の満足度にどれだけ貢献しているのか、今後の研究が待たれます。

「ちょこっと幸せ研究所」では、チョコレートが心の幸福度に寄与することを研究し、さまざまな情報の発信を行っていく予定です。興味のある方は、ぜひ公式サイトもチェックしてみてください。ロッテ公式サイト