マネックス証券が米国株取引サービスを大幅リニューアル
マネックス証券株式会社は、2026年1月に米国株取引サービスを全面的にリニューアルします。これは、米国を拠点とするTradeStation Group, Inc.との連携に基づく取り組みで、日本における米国株取引の利便性を向上させる目的があります。特に、初めての方にもわかりやすい取引環境を提供するために、既存の機能やサービスを維持しつつ、ユーザーからのフィードバックを元に画面デザインや取引ステップを見直しました。
リニューアルの具体的な内容
スマートフォンアプリの全面刷新
新しい米国株取引専用アプリは、「銘柄スカウター米国株」を搭載し、より充実した投資分析機能を提供します。また、「10年スクリーニング」や「米国株決算フラッシュ」などの便利な機能も追加され、銘柄探しや決算分析がリアルタイムで行いやすくなります。加えて、既存の「マネックス証券アプリ」でも米国株の取引画面がスマートフォン用に最適化されるため、全体的な利便性が向上します。
ウェブブラウザでの利便性向上
新システムでは、ユーザーが証券総合取引口座内の「米国株」メニューから、簡単に取引を行えるようになります。「銘柄スカウター米国株」もブラウザ上で直接利用でき、個別銘柄の株価情報や分析もタブで簡単に切り替えられるようになります。
- - 直接取引の簡便さ:株価情報から直接、現物取引や信用取引の設定が可能です。
- - 高度なチャート分析:23種類のテクニカル指標を提供し、分析機能が充実しています。
- - 素早い注文:チャート上から直接発注でき、取引機会を逃しません。
資金振替機能の改善
これまで、証券総合取引口座から外国株取引口座へ資金を移動する必要がありましたが、新システムでは、証券総合取引口座に日本円を入金するだけで米国株の購入が可能になります。また、売却代金の資金移動や残高の反映も従来よりスピーディーに対応します。
米国株信用取引サービスの強化
米ドル保証金や米ドル預り金の振替が不要になることで、資金管理が容易になります。注文機能も更新され、さまざまな条件付き注文に対応。さらに、期間指定注文の期限も最大90日間まで延長できるようになります。
- - 多彩な注文方法:成行注文や指値注文など、複数の注文方法があります。
- - 主要ネット証券の初導入:連続注文を含む新しい注文方法は、主要ネット証券の中で初めての試みになる見込みです。
銘柄スカウター米国株の特徴
この分析ツールは、日本株版で高い評価を受けており、米国株版も同様に進化しました。企業業績に関するデータをわかりやすくグラフ化し、配当履歴やPERなどの重要な情報を提供します。また、決算情報やニュースも日本語で提供され、投資家にとって使いやすさが向上します。
まとめ
マネックス証券は、米国株取引に特化した証券会社として、今回のリニューアルを通じて投資環境の向上に努めます。初心者でも利用しやすい新しいサービスを通じて、より多くのユーザーに米国株への投資を奨励することを目的としています。今後も様々な施策やキャンペーンを予定し、詳細は公式ウェブサイトで逐次お知らせする予定です。