新ソフトCalibFX®
2025-11-14 11:56:38

バーチャルプロダクションの未来を拓く新ソフト「CalibFX®」が登場!

新たな幕開け!バーチャルプロダクションの可能性



2025年11月19日から21日まで、千葉県の幕張メッセで開催されるInter BEE 2025に、株式会社スパイスが新たに発表するキャリブレーションソフト「CalibFX®」が登場します。このソフトウェアは、バーチャルプロダクションの領域で新しい地平を切り開くことを目指しています。

CalibFX®とは


「CalibFX®」は、バーチャルプロダクション向けのスウェグなオールインワンキャリブレーションソフトウェアです。主な機能は、レンズキャリブレーションとカメラオフセットの2つで構成されています。このソフトウェアを使用することで、実写とCGのズレを解消し、両者を完璧に一致させることができます。2025年12月に正式にリリースされ、さまざまなカメラやレンズ、3Dエンジン、カメラトラッキングシステムに対応するため、各種バーチャルスタジオでの利用が期待されています。

機能詳細


1. レンズキャリブレーションステップ


このステップでは、ARタグボードを用いて、バーチャル撮影に必要なレンズプロファイルの取得が行われます。プロファイルが3Dエンジンに読み込まれることで、実際の撮影レンズ特性(画角、歪み、焦点距離など)が仮想カメラに忠実に投影されます。
具体的なプロセスでは、カメラトラッキングシステムからFreeDデータを取得し、ズーム・フォーカス値の計測を行います。この際、ARタグボードを用いて各ズーム・フォーカス位置での計測点を増やし、その範囲を線形補間します。これにより、幅広いレンズに対応できるのです!

2. カメラオフセットステップ


次に、実写空間とCG空間の位置を合わせるため、スタジオに置いたARタグキューブを使います。実写カメラによって画像を取得し、参照オフセット値とトラッカーオフセット値を算出。それをネットワーク経由で3Dエンジンに送信することで、実写とCGの位置をぴったり合わせることが可能となります。
このカメラオフセット機能は、OpenTrackIOという標準プロトコルにも対応しており、さらに利便性が増しています。

Sony FR7との連携


「CalibFX®」は、Sony FR7カメラとの連携も実現。2026年2月に予定されているファームウェアアップデートにより、カメラオフセット値を直接FR7に送信できる機能も開発中です。この機能を利用することで、手早くレンズキャリブレーションを省略し、最短1分で実写とCGの位置合わせが可能になるため、制作効率が大幅に向上します。

出展情報


次の大規模イベントにてこの技術を実際に体験できる機会があります。Inter BEE 2025にぜひお越しください!
開催日: 2025年11月19日~21日
会場: 幕張メッセ
ブース番号: Hall 4, 4409
展示内容には、Sony FR7とCalibFXを組み合わせたAR合成デモや、OptiTrack WiredCinePuckを使ったカメラトラッキングの実演が含まれています。

詳細やお問い合わせについては、株式会社スパイスまでどうぞ。
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株式会社スパイスは、映像やWeb制作、モーションキャプチャーシステムの販売を手掛けており、最新技術を駆使したプロダクトを提供しています。バーチャルプロダクションの未来を切り開く「CalibFX®」にぜひご期待ください!


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