NTT東日本とAtlassian
2025-12-09 12:31:25

NTT東日本がAtlassian Cloudを導入し業務管理を効率化

NTT東日本がAtlassian Cloudを導入し業務管理を効率化



NTT東日本株式会社は、日立ソリューションズと協力して、Atlassian Pty Ltdの「Atlassian Cloud」を導入しました。これにより、システム開発業務と維持管理業務を一元的に管理する仕組みが整い、業務効率が向上しました。この取り組みは、地域の情報通信インフラを支える重要なステップとなっています。

背景と必要性


NTT東日本は数千台の物理サーバや数百のシステムからなる「Savanna」というプライベートクラウド基盤を運用していますが、今後のシステム拡張を視野に入れて、業務フローのモダナイズが急務でした。これまでのExcelベースでの運用は、各プロジェクトの管理において全体像を把握しにくく、リアルタイムでの状況把握が難しいという課題を抱えていました。この課題を解決すべく、さまざまなITサービス管理ツールの検討の末、「Atlassian Cloud」の導入が決定されました。

仕組みの概要


新たに構築されたシステムにより、各プロジェクトの開発進捗管理が効率化され、データの自動連携によって関連情報の集約が実現しました。これにより、業務状況の可視化が行われ、業務量の偏りを早期に把握できるようになります。また、維持管理業務では、分散していた問い合わせ情報を一元的に管理し、業務の効率化を推進しています。

導入の効果


1. 業務状況の可視化: 「Jira」と「Confluence」を活用し、各プロジェクトの状況を組織全体で把握可能。業務の平準化が進み、効率化が図られました。
2. 情報管理の一元化: 「Jira Service Management」を用いることで、問い合わせにかかわる情報が一元管理されます。この結果、業務の流れがスムーズになり、社内リクエストに迅速に対応できるようになりました。
3. セキュリティと利便性の両立: 「Atlassian Guard」と「Microsoft Entra ID」との連携により、セキュリティ強化が図られる一方で、ユーザーにとっての利便性も向上しています。

将来的な展望


今後の展開として、NTT東日本では生成AIを用いたFAQの自動生成や、回答支援機能にも取り組む予定です。これにより、さらに業務負荷の軽減が期待されます。

お客さまからのフィードバック


NTT東日本の先端テクノロジー部、クラウドサーバ技術部門の中島共生氏は、「日立ソリューションズが実施するナレッジの提供により、業務の定着化が進みました。今後もこのパートナーシップが必要です」とコメントしています。この言葉は、日立ソリューションズの専門的なアドバイスが業務改善に大きく寄与していることを示しています。

まとめ


NTT東日本と日立ソリューションズの協力により、業務の見える化と効率化が進み、デジタルトランスフォーメーションの一環として新しい時代を迎えたと言えるでしょう。アトラシアンのツールは、今後も多様な業種でのDXを支援し、進化を続けることでしょう。この取り組みは、情報通信における革新を象徴するものとして、今後ますます期待が高まります。


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