ゼオンの新プラント
2026-08-25 14:48:05

日本ゼオン、単層カーボンナノチューブ新プラント建設を開始

日本ゼオン、新プラント建設に着手



日本ゼオン株式会社は、山口県周南市の徳山工場にて、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)の新たな生産プラントを建設することを発表しました。2028年には本格的な稼働を開始する予定で、今後数十倍の生産能力を見込んでいます。これは主にリチウムイオン電池市場向けであり、ゼオンの市場での存在感を強化し、安定した供給体制を築く狙いがあります。このプロジェクトは、経済産業省から「蓄電池に係る供給確保計画」として公式に認定を受けています。

2026年8月25日、起工式が開催され、経済産業省や山口県、周南市の関係者をはじめ、ゼオンの豊嶋社長や工場長の本間氏を含む44名が出席し、工事の安全を祈願しました。

カーボンナノチューブの特性


カーボンナノチューブは、軽量で高導電性という特性があり、様々な用途での利用が期待されています。その中でもSWCNTは、電池のエネルギー密度やサイクル寿命を大幅に向上させるため、需要が急増しています。これにより、電気自動車やドローン、さらにはeVTOL航空機など多岐にわたる民生用途に加え、AIサーバーや再生可能エネルギーのエネルギー貯蔵システム(ESS)、自動化ロボティクスなどの産業分野においても需要が高まっています。

ゼオンは2015年に世界で初めて、独自のスーパーグロース法を用いてSWCNTの量産に成功し、「高純度」「高比表面積」「高アスペクト比」を兼ね備えた「ZEONANO®」というブランド名でこれを製造・販売しています。

新プラントの特徴


今回の新プラントは、既存のプラントと同じ規模で新たに建屋を建設するもので、スーパーグロース法をさらに進化させた独自の製法を取り入れる予定です。この技術革新により、同じ規模の設備からでも生産量を大幅に増やし、効率化と品質向上に寄与することが期待されています。

今後の展望


ゼオンは中期経営計画「STAGE30」においてSWCNTを次の成長ドライバと位置づけ、対象市場のCAGRを上回る成長を目指しています。今後は市場ニーズをしっかりと捉え、社会の期待に応えることに Focusし、人々の生活を快適にするための貢献を続けていく方針です。

今後の新プラントの動きに注目が集まります。


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