NBSロジソルが「TwooCa」を全従業員に導入
株式会社Kort Valutaが提供する「TwooCa」は、従業員のエンゲージメント向上を目的としたデジタル従業員証です。このたび、株式会社NBSロジソルが約1,100名の全従業員を対象にこのプラットフォームを導入しました。この選択は、現場から管理部門まで、全員が同一のプラットフォームでつながることで、経営理念と人事理念を実行に移す環境を整えることを目指しています。
「TwooCa」の目的と背景
「TwooCa」が導入される背景には、2024年4月から施行される働き方改革関連法により、トラックドライバーの時間外労働が年間960時間に制限される点があります。この法改正により、物流業界は人材不足と輸送力の制約に直面し、持続可能な働き方の実現が求められています。NBSロジソルは「思いをつなぎ、思いを届ける」という経営理念を掲げ、全従業員が安心して働ける環境を作ることに取り組んできました。
「TwooCa」の導入により、称賛、健康、挑戦を日常的に可視化し、共有する仕組みが整うことで、従業員一人ひとりの行動を自然に促進することが期待されています。
「TwooCa」の機能と活用方法
「TwooCa」は、Visa決済機能付きのデジタル従業員証で、社内ポイント制度の導入も含まれています。具体的には、以下のような機能を持つことで、従業員間での感謝や評価のポイント化、健康行動の可視化、挑戦する文化の醸成が進められます。
1. 称賛文化の定着
従業員同士が感謝や評価をポイントとして共有することで、称賛文化が根付くことを目指します。
2. 健康意識の向上
健診の受診や運動、セルフケアといった健康行動が可視化され、従業員の健康意識を高める仕組みが整っています。
3. 挑戦する風土の醸成
新たな取り組みや改善活動への参加を促進し、従業員が自主的に挑戦する風土を育むことが期待されています。
4. 全社共通基盤の整備
現場から管理部門まで、全員が同じプラットフォームを利用することで、統一感を持った従業員文化の形成が促進されます。
5. 将来の拡張性
将来的には、勤怠管理、安否確認、健康管理への統合も視野に入れています。
経営者の視点
代表取締役社長の河野逸郎氏は、次のように述べています。「今回のTwooCa導入は、従業員同士が日常的に感謝を伝え合い、健康や挑戦への意欲を続けられる仕組みです。行動を見える化することで、互いを認め合う文化を根付かせ、従業員が活き活きと働ける環境を作りたいと考えています。」
今後の展望
NBSロジソルは、今後「TwooCa」によって蓄積されたデータを活用し、個々の行動傾向に合ったパーソナライズ型のサポート体制を整えていく予定です。また、事故やヒヤリハット情報の共有・分析の仕組みを高度化し、安全性を向上させていく方針です。
この「TwooCa」を通じて、NBSロジソルが描く持続可能な物流の未来に向けた取り組みは、注目されることでしょう。今後の進展が楽しみです。