ウサギ・ジャポンが「FIT the Local」プロジェクトを再始動
株式会社ウサギ・ジャポンが、旅先でのファッションを楽しむことができる「FIT the Local」プロジェクトの事業承継を発表しました。これにより、旅行とファッションを融合させた新しい旅のスタイルが再出発します。
FIT the Localプロジェクトの誕生
このプロジェクトの始まりは2015年に遡ります。旅行会社のコーディネーターが、大雪の影響でスーツケースが届かず、ラスベガスへの旅行をキャンセルせざるを得なかった経験から、「現地でドレスを手配できていれば」との思いが芽生えました。この経験がきっかけとなり、ハワイへの団体旅行でのテスト実施を経て、独自のビジネスモデル創出へと繋がりました。
コロナ禍を経て、2022年にはビジネスモデル特許を取得し、2024年10月には新会社も設立しました。その中で、ファッションと旅を掛け合わせる途中でさまざまな課題に直面し、現行のプロジェクトをウサギ・ジャポンが継承し再始動する運びとなったのです。
ハワイでの実証実験
2015年、ハワイで実施した実証実験では、挙式参加者向けのドレスなどを手配し、多くの旅行客から好評を得ました。これにより、人々は現地の文化を体感し、大切な思い出を作ることができました。
FIT the Localの新しいビジョン
FIT the Localの目指すビジョンは、訪れた土地の文化や環境に思いを馳せ、装いを通じてその土地ならではの体験を大切にしながら旅を楽しむことです。単なる服を持参する便利さを提供するだけでなく、各国の文化への理解を深めるきっかけとなることを重視しています。
また、観光地の環境や経済問題にも配慮し、サステナブルな取り組みを意識しています。近年、外国人観光客が増加していることも背景となり、ウサギ・ジャポンはこの流れに貢献したいと考えています。
日本の文化を楽しむ旅の提案
2024年からは、日本に滞在可能な「デジタルノマドビザ」が新たに運用され、外国人観光客が日本文化を体験する機会が増えています。ウサギ・ジャポンは、これを機に新しい旅の提案を行い、外国人の受け入れ体制を整備していきます。
「私たちの目指すフィロソフィーは、日本の個性的な文化を享受しながら、訪れる人々が安心して楽しめる環境づくりです」と菅野社長は語ります。
これからの展開
FIT the Localプロジェクトは、体制とサービスを整えた上で、今年の秋以降に限定的な提供を始める予定です。新たな旅のスタイルとして、ウサギ・ジャポンが描く未来に期待が高まります。
詳細な情報は、ウサギ・ジャポンの公式サイト(
usagi-japon.art)をご覧ください。