薔薇の名前から考える新しい中世
現代社会は技術の発展と共に大きな変化を遂げてきました。今回は、メディア美学者であり「武邑塾」の主宰者、武邑光裕氏が講師を務める特別講義「武邑塾NEXT」のご案内です。この講義は、全5回にわたり、ウンベルト・エーコの提唱した「新しい中世」をテーマに、AIやSNSがもたらした社会構造の変遷を解き明かします。
講義の概要
2026年6月から開講される「武邑塾NEXT」。この講義は、情報環境の変化に伴い、我々の社会的合意の基盤が揺らいでいる現代において、何が本質的な指針となるのかを考える機会です。武邑氏は、AIやSNSの影響が「真実」や「合意」の概念にどのように影響を与えているのかを深く掘り下げ、一見ばらばらに見える現象を歴史的文脈で繋げる試みを行います。
エーコが描いた「新しい中世」の視点をもとに、現代の複雑さを解明していく本講義は、単なる歴史の解説に留まらず、新たな認識の枠組みを構築することを目的としています。これにより、参加者は現代の社会構造を理解し、未来への思考の基盤を築くことができます。
武邑氏のコメント
「現代は未来へ進んでいるというよりも、むしろ中世的な構造へと回帰しているように思います。今、私たちは数多くの認識の揺らぎを目の当たりにしています。本講義では、これらの変化を捉え直し、思考の基礎を探ることを目指します」と、武邑氏は語ります。
特徴的な講義構成
本講義は、全5回で構成され、リアルタイムでのディスカッションやオンラインでの課題に取り組む形式となります。これにより、参加者自身が思考を深め、実践的な知識を獲得することが可能です。各回では、特別セッションも設けられており、文化や思想を横断する魅力的なコンテンツが用意されています。
第一回目の講義では、黒鳥社の若林恵氏をゲストに迎えた対談や、日本舞踊家・花柳徳太郎氏によるパフォーマンスも予定しています。参加者同士が肘を突き合わせて意見を交換できる懇親会もあり、知識を深めるだけでなく、多様な視点を得る貴重な機会となるでしょう。
世田谷の特別な空間
講座は編集工学研究所のブックサロンスペース「本楼」で開催され、約3万冊もの蔵書が並ぶこの場所は、思索を深めるための理想的な環境です。ここでの特別な空間は、参加者にとって新たな学びの場となり、武邑氏の編集工学のメソッドを通じて、現代の複雑な問いを解明するための「問い」を育んでいくことでしょう。
開講までの流れ
29年の講義日程は以下の通りです。エントリーはお早めに。参加者には、講義を受講するための課題図書も求められます。これにより、事前に準備を整え、より深い理解を得る助けとなります。
- - 第一回:6月27日(土)14:00-18:00 会場開催
- - 第二回:7月24日(金)20:00-22:00 オンライン講義
- - 第三回:8月28日(金)20:00-22:00 オンライン講義
- - 第四回:9月25日(金)20:00-22:00 オンライン講義
- - 第五回:10月31日(土)14:00-18:00 会場開催
受講料について
受講費用は、リアル参加とオンライン参加で異なり、リアル参加は全5回で20万円(税別)となっています。オンライン参加は10万円(税別)。参加費を抑えた特別価格も設定されているので、この機会にぜひ応募してみてください。
結論
今年の夏から秋にかけて、武邑塾NEXTで新たな視座を得るチャンスをお見逃しなく。混迷する現代社会を理解し、未来に向けた思考の武器を育成してみませんか。興味のある方は、ぜひご応募ください。