高取焼の個展開催
2026-09-07 12:16:41

約400年の歴史を持つ高取焼の美しさを体感できる個展「東京残香」

高取焼の魅力、個展『東京残香』開催



2026年9月12日から9月23日まで、代々木上原の「IEGNIM」にて高取由布子さんの個展『東京残香』が行われます。

高取八仙窯の歴史


高取焼は福岡藩主・黒田長政のもと、16世紀末に誕生した伝統的な陶芸品で、約400年の歴史を誇ります。特に茶道と関わりが深いこの焼き物は、茶人・小堀遠州が提唱した「綺麗さび」の美意識を受け継ぎ、現在もその流れを守りながら新たな表現を追求しています。

個展『東京残香』のテーマ


高取由布子さんは、展示にあたって「春の小川」のモデルとなった河骨川に思いを巡らせます。かつての清流が実在した渋谷区の風景を背景に、失われたものへの回想を器に映し出すことを目的としています。消えゆく事物の儚さや、巡る季節の気配を感じられる作品が並ぶことでしょう。

個展の詳細


  • - 日時: 2026年9月12日(土)〜9月23日(水・祝)
  • - 営業時間: 金・土・日・祝日 12:30〜18:00
  • - 場所: IEGNIM(〒151-0066 東京都渋谷区西原3-11-5 1F)

また、開場の「IEGNIM」では、高取由布子さんとの対話を通じて、もっと深く高取焼について学ぶことができる和菓子作りワークショップも開催されます。手作りした練り切りを高取焼の豆皿に乗せて、お持ち帰りいただけるユニークな体験です。

和菓子作りワークショップ


  • - 日時: 2026年9月22日(火・祝)10:00〜12:00
  • - 参加費: ¥10,000 (税別)
  • - 定員: 9名
  • - 内容: 練り切り制作、高取焼と和菓子の話、お好きな豆皿の提供(お持ち帰り可)

この個展やワークショップは、日常の中にひとときの美しさを見出し、感性を豊かにする機会となるでしょう。高取由布子さんの器が生み出す「綺麗さび」を体感してみてください。美しい陶器たちは、私たちの生活に静かな安らぎを与えてくれるはずです。

高取由布子さんのプロフィール


彼女は1989年に福岡県で生まれ、高取八仙窯に引き継がれる伝統的な茶陶を学びました。大学でインダストリアルデザインを学んだ後、実家に戻り、陶芸の道に進みました。茶陶の制作を通じて、現代の暮らしにあった新たな美しさを追求し続けています。

高取焼と文化継承


高取焼は職人技を重んじ、熟練の工程に支えられた器の美しさが魅力です。由布子さんは伝統の「綺麗さび」を、彼女自身の感性とともに表現することで、現代においても人々に愛される器を創出しています。個展『東京残香』は、過去の文化をもとにした新しい陶器たちがどのように生まれるかを感じられる場です。高取焼の美に触れ、心を豊かにするひとときをお楽しみください。

【リンク】

【文責】藤田華子 撮影】中村健太


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