在宅医療の実績を可視化する新サービス
在宅医療が注目を集める中、医療機関や法人にとってその実績を把握し、経営戦略を策定することがますます重要になっています。そんな中、ミーカンパニー株式会社が新たに提供を開始した「在宅医療実績分析レポート」が話題です。今回はこのサービスの概要やその特長について詳しくご紹介します。
在宅医療実績分析レポートとは?
ミーカンパニーの新サービスは、在宅医療を展開する法人や医療機関からのリクエストに応じて、個別にデータ分析を行います。レポートの提供を受けることで、自施設の月間訪問診療回数や在宅医療を受けている患者数をエリア全体のデータと比較することができ、客観的な視点で自らの診療状況や強みを認識する手助けとなります。
対象となる法人・医療機関
このサービスの対象は「在宅療養支援診療所(支援診)」または「在宅療養支援病院(支援病)」として届出を行った医療機関および運営法人です。2025年1月時点で、全国には支援診が2,151件、支援病が15,388件存在し、その数は増加傾向にあります。
レポートの内容
レポートは対象法人や医療機関の在宅診療実績を様々なエリア単位で集計しており、自施設の位置づけや強みを視覚的に確認することができます。具体的には以下の3つのセクションから構成されています:
1.
エリアランキング:自法人の実績を全国、ブロック、指定地域、都道府県等のランキングにまとめて、客観的な視点から評価します。
2.
在宅医療機能チャート:対象法人の強みとなる在宅医療機能を示すレーダーチャートにより、どの分野において特に優れた実績を持つかを可視化します。
3.
エリア別診療実績数:エリア内での実績数の分布を示すことで、自法人がいかに優れたパフォーマンスを発揮しているかを明確にし、周囲の医療機関と比較する際の材料とします。
レポート料金と提供方法
「在宅医療実績分析レポート」の料金は法人レポートが10万円、施設レポートは5万円(全て税別)となっています。レポートの申し込みページは
こちらで、申し込みからおおよそ10日でレポートが提供されます。
在宅患者数データセット
さらに、ミーカンパニーでは在宅健康サービスを提供する医療機関の情報をデータセットとしても提供しており、地域の在宅医療の状況をより詳しく理解することが可能です。データを活用することで、経営戦略の見直しや医療と介護の連携を強化することにも役立てられます。追加のデータセット紹介は
こちらで確認できます。
ミーカンパニーについて
ミーカンパニー株式会社は、2010年に設立されて以来、医療機関や薬局、介護施設などのデータベース「SCUEL®(スクエル)」を構築してきました。「データで日本の医療・介護を支える」という理念のもと、高精度で信頼性の高いデータを提供し、地域包括ケアシステムの実現に向けた活動を進めています。
在宅医療の推進に欠かせない、この「在宅医療実績分析レポート」は、今後ますます多くの法人や医療機関にとって貴重なツールとなることでしょう。