『第九のきせき』行脚開始
2025-09-18 11:16:55

視覚と音楽、触覚で楽しむインクルーシブアート『第九のきせき』の全国行脚が始まる!

視覚・聴覚・触覚で感じる『第九のきせき』



一般社団法人El Sistema Connectが新たなアートプロジェクト『第九のきせき』を開催します。このプロジェクトは、音楽や芸術を通じてインクルーシブな社会を目指します。これまで音楽は主に聴覚を通じて楽しむものでしたが、『第九のきせき』ではその枠を超え、視覚や触覚でも楽しむ新しい形の音楽体験を提供します。

プロジェクトの背景と目的



『第九のきせき』は、ベートーヴェンの交響曲第9番「歓喜の歌」を中心に展開されるインクルーシブアートプロジェクトです。2021年にスタートし、「音楽はすべての人のもの」というベートーヴェンの精神を継承しています。このプロジェクトでは、手話を基にした身体表現で音楽を楽しむことができ、聴覚に障碍のある方々も参加可能です。

各地での開催スケジュール



  • - 久留米シティプラザ(2025年9月28日)
開演時間:14:00
音楽と手歌の体験を通じて、地元の人々と共に心温まる思い出を作ります。

  • - 長崎県障害者芸術祭(2025年11月16日)
「みんながピースなコンサート」と題し、地域の障害者アーティストと協力して新しい音楽体験を提供します。

  • - 福岡市民ホール(2025年12月7日)
九州交響楽団とともに、誰もが楽しめる音楽の力を感じることができます。

  • - 徳島(2026年2月予定)
詳細は近日公開予定ですが、この地域でも新しい企画が待っています。

手歌と写真展の共演



プロジェクトでは、手歌のパフォーマンスだけでなく、視覚でも楽しめる写真展も同時開催します。写真家・田頭真理子による収められた作品は、音楽の世界を新たな視点で捉えています。手歌で表現される「歓喜の歌」の歌詞やメッセージを、視覚的に楽しむことができる貴重な機会です。

参加者の声



ホワイトハンドコーラスNIPPONの芸術監督コロンえりか氏は、「耳の聞こえない人が共に創り上げる『第九』が世界のスタンダードになればという夢を持っています。これは障碍の有無に関わらず、全ての人が芸術に参加する機会を意味します」と語っています。
また、田頭真理子氏は、「ベートーヴェンの音楽を、身体や写真を通じてより多くの人に広めたい」と夢を語ります。

おわりに



『第九のきせき』は、ただの音楽公演ではなく、障碍のある方々が参加できる新たな芸術の形です。「見える、感じる、参加する」をテーマにしたこのプロジェクトは、誰もが共に楽しめる社会の実現に向け、一歩踏み出す勇気を与えてくれます。音楽の力で、人々の心を繋ぎ、未来へと繋がる美しい道のりを共に歩んでいきましょう。


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