デジタルハリウッド大学が藤井直敬教授を次期学長に選任

デジタルハリウッド大学の新たな一歩

東京・御茶ノ水に位置するデジタルハリウッド大学（DHU）は、次期学長に藤井直敬卓越教授を選任した。この決定は2026年4月1日から施行される。初めての学長交代となるが、現学長の杉山知之は学長の任務が終了した後も設置母体であるデジタルハリウッド株式会社の経営に関わり続ける予定だ。

新たなリーダーシップ

藤井教授は、眼科医の経歴を持つ傑出した研究者であり、社会的脳機能の研究において評価を得ている。東北大学医学部を卒業後、MITでのポスドクを経て、理化学研究所にて脳科学に関する新たな知見を積み重ねてきた。彼の専門分野である「現実科学」は、デジタルコンテンツでの実践的な応用においても需要が高まっている。藤井教授は、株式会社ハコスコを起業し、情報科学と社会への影響を考察する著書を多数執筆している。

デジタルハリウッド大学とは

デジタルハリウッド大学は、2004年に創設され、文部科学省に認可された株式会社立の大学だ。デジタルコミュニケーションを学べる学部と、深い専門知識を求める大学院で構成されている。特に、デジタルコンテンツ研究科では、産業界の最前線で活躍する教員から幅広い知識を学び、実践力を重視したカリキュラムが提供されている。成長が著しいデジタル分野において、未来のリーダーたちが創出される場所として注目を集めている。