整備士活用協議会発足
2026-07-22 17:58:47

自動車整備業界の人材不足解消に向けた新たな取り組みが始動

自動車整備業界の新たな挑戦



2023年7月21日、東京都中央区にて、株式会社D&Dホールディングス、株式会社バンクレンタカー、北海道三菱自動車販売株式会社の3社が共同で「潜在整備士活用推進協議会」を発足させました。本協議会は、自動車整備業界が直面している人材不足や整備現場の生産性問題に取り組むための新たな枠組みとして設立されました。

設立の背景と目的



自動車整備士不足は現在、業界全体における大きな課題の一つです。その要因には、整備士の高齢化や新規卒業生の減少、さらに定年や家庭の事情で離職している「潜在整備士」が多数存在しています。本協議会は、これらの潜在整備士が持つ資格や経験を再び生かすための環境づくりを目指します。

本協議会は、業界における横のつながりが重要であり、各企業のみで解決できない問題を共に考え、解決策を模索しようとしています。担当者は言います。「一企業でできることには限界があるため、業界全体で協力し、持続可能な整備体制を確立したい」とのことです。

発足式の様子



発足式には約30名の関係者が集まり、整備士の労働環境や業界全体の課題を共有しました。特に、整備士が本来の業務に専念できるようにするため、業務の効率化やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が急務であるという意見が多く出されました。また、オンラインでの参加もあり、業界内の連携の強化が感じられました。

2026年に向けた主要テーマ



協議会は、2026年に向けた具体的なテーマも設定しました。以下のポイントが特に強調されています。

1. 整備士実態調査:潜在整備士の実態を把握するための調査を実施し、復職に前向きな人材を特定。
2. シルバー整備士の活用:定年後の整備士の活躍促進と、経験ある人材の技術継承に努めます。
3. 情報発信:潜在整備士の活用や整備業界の持続可能性に関する情報を発信し、業界や行政への提言を行う。

課題と解決策



発足式で話題に上ったのは、潜在整備士の復帰を阻む要因です。待遇や職場環境だけでなく、勤務時間や技術革新への不安など、多岐にわたる問題が指摘されました。一方で、分業化や柔軟な勤務形態の導入、さらにはシルバー人材の活用が進むことで、整備士の復職が改善される可能性も示唆されています。

また、業務効率の向上やDX推進によって、整備士が専門業務に専念できる場を作ることが求められています。各企業が独自に抱える課題を、業界全体で解決を目指す姿勢が強調されています。

D&Dグループの役割



D&Dグループは、「ヒトと幸せをモビリティでつなぐ」という理念のもと、レンタカー事業や自動車整備などの幅広いサービスを提供しています。協議会への参加を通じて、そのネットワークを生かし、業界の課題解決に貢献していく意向です。

協議会の発足は、自動車整備業界が抱える深刻な課題に対して、業界全体で取り組みを進める意義を持っています。潜在整備士の活用を通じて、さらなる整備士の現場復帰と業界の未来に期待が寄せられています。


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