第57回中部建築賞に選ばれた2つの施設
名古屋と福井、二つの重要な施設がこの度、名誉ある中部建築賞に入選しました。株式会社久米設計が手掛けた「愛知学院大学末盛キャンパス歯学部臨床教育研究棟」と「福井厚生病院」がその受賞に輝きました。この両施設は、建築のデザイン性だけでなく、持続可能な社会の実現に寄与することを目指す理念を持っています。
愛知学院大学末盛キャンパス歯学部臨床教育研究棟について
愛知学院大学の新校舎は、学生と地域社会の絆を深めることを目的としたデザインが特徴です。設計者は、建学の精神「行学一体」と「報恩感謝」を巧みに反映させています。出入口からすぐにアクセスできる広場は地域住民も利用可能で、学生たちと地域の人々が交流する場となっており、共生の理念が具現化されています。
広場を登り切ると、内部の学習スペースが広がり、吹き抜けの空間では多様な学び合いが展開されます。また、環境への配慮も抜かりなく、公開空地としての役割を果たしながら地域の方々に大切にされる施設を目指しています。
福井厚生病院の魅力
一方、福井厚生病院は地域の健康的な生活を支援するための病院として設計されています。設計者は、時間をかけて関係者との対話を重ね、医療の実態に即した空間を考案しました。雪洞(せつどう)のような優しいフォルムの建物は、利用者が安心感を抱けるよう配慮されています。各部門がスムーズに連携できるような設計に工夫されており、明るく開放感のある内部空間を形成しています。
この病院では、プラザを中央に配置し、自然光が入ることで快適な空間が保たれています。また、医療に対応するスタッフのエリアと患者に優しい空間を分けることで、それぞれの利用者が必要とする環境を整えています。
持続可能性と地域社会への想い
両施設の設計は、それぞれの専門性を活かし、地域に根ざした建築を目指しています。愛知学院大学の施設は、学生と地域の関係を強化する新しい形を提案し、福井厚生病院は医療の質を向上させることに重きを置いています。持続可能な社会の実現に寄与するため、地元の人々にも愛され、長く利用されることを願っています。
久米設計は創業以来、地域と人を重視し、新たな価値を創造し続けてきました。建築を通じて地域社会に寄与し、今後も持続可能な未来を見据えたプロジェクトへ挑戦し続けます。これからも多くの地域に感謝され、利用される建物を生み出していくことでしょう。