キャピタランドがシンガポールと東京でセルフストレージ施設を拡大!

キャピタランド、アジアでのセルフストレージの成長を加速



キャピタランド・インベストメント・リミテッド(CLI)は、自社が運営するセルフストレージプラットフォーム「Extra Space Asia」(ESA)を通じて、シンガポールと東京での事業拡大を発表しました。特に注目すべきは、シンガポールで初めてのフラッグシップ施設の開発と、東京23区内での新規物件取得です。これらの取り組みは、アジアにおけるセルフストレージ施設の拡充を目指す戦略の一環として位置付けられています。

シンガポールのフラッグシップ施設



シンガポールに新たに開発予定のセルフストレージ施設は、カキブキッ・アベニュー5に位置し、約17,000平米の広さを誇ります。建設完了後、この施設はシンガポール建設庁によるGreen Mark Super Low Energy Building認証を初めて受けるセルフストレージ施設となる見込みです。これにより、環境性能を強化し、持続可能な開発のモデルとなることを目指します。

また、この新たな施設は、シンガポールのエクストラスペースのポートフォリオを13件の高品質物件へと expansion し、総延床面積は約139,000平米に達すると予想されています。

東京での事業拡大



一方、東京では、ESAが3軒の運営中のセルフストレージ施設を取得したことにより、日本でのポートフォリオは17施設に拡大しました。このように、新たに取得した物件によって、東京23区内での存在感をさらに高めることとなります。

特に、東京の高密度な住宅地に近い地点に、「収納ピットプラス」や「privatebox by Extra Space」といったブランド名のもとで高品質なセルフストレージを展開していくことを考えています。東京だけでなく、大阪都市圏への戦略的な展開も計画しています。

投資と成長戦略



CLIの東南アジア投資部門のCEOであるパトリシア・ゴー氏は、CLIにとってセルフストレージが私募ファンド成長の核心であるとし、2022年にAPGアセット・マネジメントとの合弁事業を通じてESAを取得して以来、575億円以上の資本を投入してきたことを強調しています。これにより、ESAのポートフォリオは約70物件から100物件へと拡大し、総延床面積も279,000平米以上に達しました。それにより、アジアを代表するセルフストレージ事業者としての地位を確立しています。

今後、CLIは特に都市化が進行し、eコマースの需要が増加する中で、2028年までにESAのポートフォリオを約2,300億円にまで拡大することを目指しています。また、同社は、全ての物件でEDGE認証を取得しており、環境・社会・ガバナンス(ESG)への取り組みも強化しています。

未来の展望



エクストラ・スペース・アジアは、シンガポール、日本、韓国、台湾、マレーシア、オーストラリアなどで事業を拡大しており、特に主要な都市で高い稼働率を誇っています。シンガポールでのフラッグシップセルフストレージ施設の開発は、同社の開発能力を示す重要なマイルストーンとなり、業界の成長を支える市場動向を活かして、さらなるビジネスの拡大を目指します。

今後もCLIのセルフストレージ事業からの新たな発表が期待される中で、各都市のニーズに応じたサービスの充実が進むでしょう。

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