ボストンキャリアフォーラム2025における貝印の取り組み
貝印株式会社は、2025年11月21日から23日までの3日間、アメリカ・ボストンのThomas M. Menino Convention & Exhibition Center(MCEC)にて開催された「ボストンキャリアフォーラム2025」に参加しました。このイベントは、海外の大学や大学院で学ぶ日英バイリンガルの学生のための国内最大級の就職・転職イベントとして知られ、多くの企業が参画します。
目的と意義
今回の貝印の出展は、海外での経験を持つ人材を獲得することを目指すものでした。特に、日本の“ものづくりの精神”や“挑戦する姿勢”を、グローバルな視点で発信することが重要な目的とされました。これにより、日本のブランド力を高め、世界中で活躍できる学生との接点を増やすことが狙いです。
イベントの概要
ボストンキャリアフォーラムは、留学生やバイリンガルな学生にとって多くの企業と触れ合うチャンスを提供します。貝印のブースでは、現地での一次面接や役員面接を行い、内定の可能性につながる選考プロセスを実施しました。イベントには、約9,346名の学生が参加し、貴重な出会いの場となりました。
KAIの製品体験
貝印ブースでは、製品の実際の切れ味を体験できるプログラムも展開しました。例えば、フェルトを使った縫製ハサミや、ツメキリ、紙カミソリの組立体験など、様々な商品を学生に体験してもらいました。体験を通じて、「日本の技術力の高さを改めて認識した」「貝印の製品を通じて興味が湧いた」といった感想も寄せられました。
人材獲得の成果
イベントを通じて、貝印は100名以上の優秀な学生と接触することができました。これにより、グローバル企業としての発展に向けた大きな一歩を踏み出しました。今後も、海外に向けてKAIの魅力を発信し続けることが必要です。
貝印株式会社の紹介
貝印は1908年に岐阜県関市で創業し、以来112年の歴史があります。岐阜は刃物の町として知られ、貝印は高品質なカミソリや調理器具、医療用具など、幅広い商品ラインアップを展開しています。企業のビジョンには、最高の製品を通じて生活を豊かにするという理念が込められています。
本社は東京都千代田区に位置し、製品の企画から販売までの一貫したプロセスを持つ国際的な企業です。
今後の展望
貝印は今後も海外市場へのアプローチを強化し、製品の魅力を伝える機会を積極的に創出していく方針です。様々な国の学生に日本の技術を理解してもらい、彼らとの関係を深めていくことで、グローバルな人材の獲得を目指します。イベントでの成功を足掛かりに、さらなる成長を期待することができるでしょう。