Netskopeが新たなAI Guardrailsソリューションを発表
2026年4月22日、Netskope(NASDAQ: NTSK)は、今後のクラウドとAI時代における安全性を強化するために、Google Cloudとのパートナーシップを拡大し、AI Guardrailsソリューションを発表しました。企業はこの新技術を駆使し、Google Cloud上での生成AIや自律エージェント型のワークフローを効率的に実装できるようになります。
このソリューションは、AIワークフローに関連する情報の安全性を向上させることを目指しています。現在、AIへの投資は急増しており、2029年までにはグローバルで8,673億ドルを超えると予測されており、多くの企業がチャットボットの単純な利用から、自己完結型のAIエージェントの活用へとシフトしています。このような状況において、エージェント向けのリアルタイムでの保護機能は欠かせない存在となっています。Netskope One AI Guardrailsは、データ保護とAI特有の脅威の排除を実現するだけでなく、責任あるAI利用を推進するためのコンテンツモデレーション機能も備えています。
ハードウェアアクセラレーションでの実現
Netskopeは、Google CloudのTensor Processing Units(TPU)を利用し、高スループットとコスト効率を追求した推論インフラストラクチャを構築しました。その結果、最も要求の厳しいAIワークロードに対しても、セキュリティを低遅延で提供可能となりました。具体的には、この新システムではTPUインスタンス上で迅速に安全チェックを行うことができ、モデルが持つ処理速度を最大限に活用する形でパフォーマンスを維持しています。
さらに、Google CloudのVertex AIプラットフォームを活用したリアルタイムモデレーションも組み込まれており、このGuardrailsはGoogle CloudのAIサービスにおける専用のアクセラレータアーキテクチャを活かしています。
エージェント型AIと生成AIでの安全確保
Netskope Oneの機能セットは、自律型のエージェントを保護するためのものです。この機能は、エージェントがツールを呼び出したり、MCPサーバーとコミュニケーションを行ったり、自立型タスクを実行したりする過程で、すべてを企業のポリシーに基づいてリアルタイムで検証します。
また、意図しない再帰的ループや悪質なコマンドを検出し、遮断することで、Google Cloudのリソースを守ります。これには、ヘイトスピーチや差別、著作権侵害といった様々なリスクが含まれます。
マルチベクトルAI脅威への対処
従来のセキュリティ対策が静的データに焦点を当てるのに対し、Netskopeは、プロンプトインジェクションやジェイルブレイクといったAI特有の脅威を積極的に検知し、模倣を防ぎます。これにより、エージェントが利用するAPIやその他のツール間のデータも検査され、未然にトラブルを防ぐ仕組みが整えられています。
すべての検知結果については業界標準のフレームワークに照らして分析され、セキュリティチームへ明示的かつ監査可能なリスクの全体像を提供します。
法令遵守への対応
Netskopeのソリューションは、お客様のGoogle Cloudインスタンス内部で直接導入されるため、機密性の高いデータを安全に保ちながら利用できます。さらに、GDPRやHIPAA、EU AI法などの厳しい要件にも簡単に適合できることを目指しています。
NetskopeとGoogle Cloudの連携により、両社はエンタープライズセキュリティの強みを生かし、安全なAIエコシステムの構築をサポートしています。NetskopeのCEO、Sanjay Beriは、これにより、企業が自信を持ってAIの導入目標を追求できることを目指していると述べました。
Netskopeの製品は、Google Cloud Marketplaceでもご利用可能です。新しいAI Guardrailsソリューションを通じて、安全かつ高性能なAIワークフローの構築を進めましょう。