DIR EN GREYが語る新アルバム『MORTAL DOWNER』の制作秘話
4月24日、DIR EN GREYの全メンバーが出演した特番がニコニコ生放送で放送され、新アルバム『MORTAL DOWNER』についての深い洞察が披露された。番組のMCを務めたのはジョー横溝で、メンバーはそれぞれの視点からアルバムの制作過程やその世界観について詳しく語った。
アルバム制作の背景
アルバム『MORTAL DOWNER』は、本来2025年のリリースが予定されていたが、楽曲の多様性や世界観の追及が必要とされ、ついに4月8日にリリースされた。製作において、メンバーのDieは前作『PHALARIS』制作時のCOVID-19の影響を振り返り、ライブが行えるようになった後の変化が作品に色濃く反映されていると語った。
Dieは、「制作過程では、多くの曲を絞り込むことが難しかった。全ての曲に苦労が伴ったが、それが作品の深みを増している」とコメント。特に「ダウナー」というキーワードは、アルバムの本質を形作っているという。彼は「生や死、空気感などを感じ取りながら、このアルバムができたことに感謝している」と述べた。
各メンバーの視点
続いて登場したShinyaは、自身が手掛けた楽曲“Bloodline”の制作秘話を明かした。楽曲は番号制度によって選ばれ、偶然にも選択された楽曲となったことを弄りながらも、その独特な制作フローを解説した。「制作過程の中で、全ての楽器の役割が見えてくるのが面白い」と語るShinyaは、このアルバムを「DIR EN GREYの今が凝縮された作品」と表現する。
京は、このアルバムのタイトルや音楽性についてより核心的なコメントを残した。彼は「生きていく中で感じる『ダルさ』が、そのまま音楽に反映されている。」と話し、今後の展望を示唆する言葉も残した。本作に続く次の仮タイトル『DOWNER DOWNER』に関しては、彼のユーモアがちらりと覗いた。
音楽のメッセージと未来
Toshiyaは、アルバム制作を通じて自身の思考がどのように変化したのかを共有した。「何が正解かを考えるようになり、その中で自らの直感を信じることが重要だと思う」と語り、深い哲学的な視座を提供した。究極的には「賛否があること自体が面白い」と、リスナーとの対話を楽しむ姿勢を見せた。
リーダーである薫も、アルバム制作の背景を説明し、収録されることになった楽曲“ISOLATION”の誕生秘話を披露。「感覚的に育まれた曲で、確立した形を持たないアルバムがいいと思っています」と自信を見せた。
MV初解禁と今後の活動
放送の中で、アルバム収録曲“MOBS”のミュージックビデオが初めて公開された。観客の反応は高く、「過去一好き」「こわかった」との声が溢れ、期待の高さをうかがわせた。特番の後半では、メンバーがライブに関するインタビューを受け、音楽とファンとのつながりを再確認する時間が持たれた。
最後に、DIR EN GREYはこれからも進化を続け、自身の音楽が持つ力をリスナーに届けていく意志を新たにした。特番では、単なる音楽の枠を超えた彼らの思いが多くの視聴者に響く時間となった。そして、再びライブに向けた日々がスタートするのを楽しみにするファンが増えたことだろう。
特番のタイムシフト視聴は、2026年5月24日まで可能となっている。ぜひDIR EN GREYの音楽やその背景をじっくりと探求してみてほしい。