自動運転で物流革新
2026-09-03 12:07:11

自動運転トラックと鉄道を活用した新たな物流モデルの実証実験

自動運転トラックと貨物鉄道、革新的な物流の新時代へ



エスビー食品株式会社、オタフクソース株式会社、エバラ物流株式会社、そして株式会社T2の4社は、2026年9月に自動運転トラックと貨物鉄道を組み合わせた新たな輸送モデルの実証実験を開始します。この取り組みは、関東と中国エリアを結ぶ約850kmの距離を往復し、輸送の効率化や環境への配慮を目指しています。

新しい物流モデルの背景



現在、持続可能な物流には急速な変革が求められています。特に、トラックドライバーの不足が深刻であることから、従来の輸送手段の見直しが課題となっています。そこで注目されているのが、トラック、鉄道、船舶、航空機など異なる輸送手段を組み合わせる「モーダルコンビネーション」です。これにより、効率的かつ環境に優しい物流が実現できると期待されています。

実証実験の概要



2026年9月8日から4日間、エスビー食品とオタフクソースの商品を輸送するために、特別に開発された31フィートの共用コンテナを使用します。

  • - 往路では、エスビー食品の物流センター(埼玉県)からエバラ物流の関西第2物流センター(大阪府)までT2の自動運転トラックが商品を運びます。その後、JR貨物の貨物列車が空の共用コンテナを吹田貨物ターミナル駅(大阪府)から広島貨物ターミナル駅(広島県)まで運ぶ予定です。最後の工程では、オタフクソースの工場(広島県)まで通常のトラックでコンテナを輸送します。

  • - 復路では、オタフクソースの工場から共用コンテナに荷物を積み、広島貨物ターミナル駅まで通常のトラックで運びます。次に、貨物列車で吹田貨物ターミナル駅に向かい、最終的にはエバラ物流の川崎物流センター(神奈川県)まで自動運転トラックが運送します。なお、往復ともにレベル2に相当する自動運転区間は、東名高速道路・綾瀬スマートICから名神高速道路・久御山JCTまでの約410kmです。

今後の展望



この実証実験を契機に、エスビー食品、オタフクソース、エバラ物流はさらなる連携を深め、2027年度以降のレベル4自動運転トラックを用いた幹線輸送開始に向けて準備を進める方針です。将来的には、実証を経て商用運行へ参画することも視野に入れています。

新たに模索される物流の形は、環境負荷を抑えつつ効率的な輸送を実現するための重要なステップとなることでしょう。私たちの生活に深く根付く食材の輸送が、どのように進化していくのか、期待しながら見守っていきたいと思います。

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