記憶力向上の新技術
2025-03-07 12:52:14

記憶力向上の新たな道を拓く!『Statice』が特許取得

『Statice』による革新的な記憶力改善



富山県に本社を置くヘルステック企業・キュアコード株式会社は、国立大学法人富山大学と共同で開発したスマートフォンアプリ『Statice』において、運動が記憶力に与える影響に関する特許を取得しました。特許番号は7583773号で、この技術は特に高齢者の記憶力を改善するためのものです。

アプリ『Statice』の特徴



このアプリは、使用者が画像や音声を用いた記憶テストと有酸素運動を組み合わせることによって、記憶力の維持と向上を図ることを目的としています。特に高齢者にとって、エピソード記憶と呼ばれる「自分の体験に関連した記憶」を効果的にトレーニングできるシステムです。

特許の主な内容



『Statice』の特許のポイントは4点にまとめられます。
1. 二段階の記憶テスト方式: ユーザーはまず複数の情報を学習し、その後48時間後にもう一度関連情報を確認する形式で記憶の定着を図ります。
2. 有酸素運動による記憶定着: ユーザーには年齢や心拍に応じて最適な運動を指示し、これにより記憶力の向上を促進。
3. 環境の最適化: 騒音レベルや心拍数を基に最も集中できる環境の提案がなされます。
4. 進捗分析: 個々のユーザーの記憶能力を定期的に評価し、最適なトレーニングを提供します。

期待される効果



特許技術の効果が期待されるのは、単に高齢者の記憶力が向上するだけでなく、若い世代にもその効果が波及する可能性がある点です。記憶力の低下を早期に発見し、それを抑制するトレーニングを行うことで、実際に記憶力を保つ手助けとなります。

特許と研究の裏づけ



本アプリは研究の裏付けもあり、記憶の定着を促進する研究内容は、2023年10月に発刊された「Medicine」に掲載されています。

キュアコード株式会社の紹介



キュアコード株式会社は、2011年に設立されたヘルステック企業で、医療や介護、健康に関連するスマートフォンアプリやウェアラブルデバイスの研究開発を中心に活動しています。産学連携も進めており、自治体や研究機関と協力している事業内容が特徴です。

本社および連絡先



  • - 本社: 富山県富山市総曲輪一丁目5番24号 リアライズ富山城址公園5F
  • - 東京オフィス: 東京都渋谷区千駄ヶ谷1丁目8-11 日興パレス千駄ヶ谷3F
  • - 公式サイト: キュアコード公式ウェブサイト

この革新的な技術によって、超高齢社会における記憶力の維持が期待される中、私たちはどのように記憶力を高めていけるのか、注目が必要です。


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