2025年卒業予定学生、就活の実態が明らかに–内定取得状況と志望企業の傾向

2025年卒業予定学生、就活の実態が明らかに

調査の概要

株式会社Lifedgeは、2025年卒業予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関する調査を実施しました。この調査では、内定（内々定）を受けた学生330名の実態を分析し、就活の傾向やその結果を明らかにしました。

就職市場の変化

リクルートワークス研究所の2024年卒業予定者の求人倍率調査によれば、求人倍率は1.71倍と、前年の1.58倍を上回っており、求人数が増加傾向にあることが分かります。これは、企業が採用活動に積極的になっていることを示しており、就活生にとっては選択肢が豊富な状況です。これを背景に、Lifedgeの「スマート就活」は、2025年卒業予定の学生の活動実態を確認するための調査を行いました。

内定取得のタイミング

調査の結果、最初に内定を取得した時期は「2024年4月から6月」が最も多く、約3割の学生がこの期間に内定を得たことが分かりました。この傾向は、学生たちが早期に就職先を決定する動きがあることを示しています。また、半数以上の学生が、就職活動を半年以内に終えていることも特徴的です。

内定承諾の現状

内定を得た企業数に関しては、1社からの内定を受けた学生が39.7％に達し、1社の内定承諾を選ぶ学生が多いという結果が出ました。また、内定を受けた企業のうち、53.7％が最初の1社目の企業の内定を承諾していることも明らかになりました。さらに、第1志望の企業に内定を承諾した学生は61.8％にのぼり、意向通りの就職先を得られた学生がほとんどという結果を示しています。

企業選びの基準

最終的に就職先を決める際の要因については、「給与や福利厚生の充実度」が57.6％と最も多く挙げられ、次いで「事業や業務内容（48.2％）」や「勤務地や転勤の有無（43.9％）」と続きました。これは、多くの学生が仕事の内容や待遇を重視していることを反映しています。

まとめ

2025年卒業予定の学生たちは就職活動をスムーズに進め、内定を早期に承諾する傾向があります。実際に、内定を受けた企業の選定においても、初めての内定を重視し、希望する条件が揃った企業への就職が進んでいることが分かりました。このように、就職市場が活性化する中で、学生たちが自分に合った企業を見極めて選択している様子が明らかになった調査結果でした。