岡山大学の海外研修
2025-08-27 05:45:12

岡山大学とインド国立研究所の連携による感染症研究の未来

岡山大学とインド国立細菌感染症研究所の連携



2025年7月10日から11日にかけて、岡山大学腸健康科学研究センターの萩谷英大准教授と今村大輔准教授が、インド西ベンガル州コルカタ市にある国立細菌感染症研究所を訪問しました。この訪問は、感染症の研究と医療の国際的な連携を深めるための重要なステップとなりました。

研究の新たな展開



訪問の主な目的は、コルカタで問題となっているコレラ菌に関する薬剤耐性化の研究の立案でした。コレラは特に熱帯地域で多くの感染者が報告されており、薬剤耐性菌の広がりが新たな問題として浮上しています。岡山大学チームは、現地の研究者と共にこのテーマについて議論を交わし、効果的な研究成果を生み出すための基盤を築くことを目指しました。

また、訪問中には日本ではあまり診療されない熱帯感染症についての定期的な医学研修制度を提案しました。この制度は、インドでの医学研修を通じて感染症への理解を深めるとともに、両国の医療関係者にとって貴重な経験となることが期待されています。

現地の状況視察



さらに、萩谷准教授と今村准教授は、コルカタのスラム街や市中薬局を巡り、薬剤耐性菌が広がる背景についても視察しました。現地での薬剤の流通状況や、感染症がどのように地域社会に影響を与えているかを深く理解するための重要な機会となりました。この経験を通じて、岡山大学は実際の状況を踏まえた研究の方向性を見出すことができました。

日本とインドの連携を深める夕食会



訪問の締めくくりとして、岡山大学チームはコルカタに所在する日本国総領事公邸で開催された夕食会に参加しました。この場では、本学がインドで展開している研究活動が紹介され、来賓との交流を通じてさらに協力体制を強化する機会となりました。

今後の展望



岡山大学腸健康科学研究センターでは、腸と人の健康を増進するための研究を今後も進めていくことを目指しています。萩谷准教授と今村准教授の訪問は、岡山大学がインドにおいて医療と研究の発展に貢献するための第一歩であり、今後の連携の可能性を広げるものでした。

岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学として、さらなる国際的な研究活動を展開し、健康科学分野での成果を積み上げていくことを誓います。研究者たちの訪問を通じて、岡山大学の挑戦がどのように進化していくか、今後も注目していただきたいです。


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