ジェイコブ&コーが生み出す未来のタイムピース
「JACOB&CO. STORIES」の第24回は、創業40年を迎えるジェイコブ&コーがどのように未来を描いているのかにスポットを当てます。2025年からの隔週連載でお伝えしてきたこのシリーズも、遂に最終回です。このブランドがこれまでに築いてきたタイムピースやジュエリー、創業者ジェイコブ・アラボの思索を通じて、彼らが常に提案し続ける新たな視点を探ります。
ジェイコブ&コーは、数々の時を超えた作品を通じて、その枠にとらわれない創造性の姿勢を貫いています。既存の価値観にひるむことなく、時計でありアート、ジュエリーであり建築といった多様な側面を持つ製品群は、どのように形成されてきたのでしょうか。2026年には、更なる革新として新作が発表される予定で、我々はどのような時代を迎えるのか気になるところです。
常識を超えたクリエイションの精神
ジェイコブ&コーの歩みを振り返ると、彼らはただ新しい時計を作るのではなく、時間という概念自体に新しい価値を見出しています。時計の中に宇宙を表し、音楽を奏でることで物語を語る。そのアプローチは、ただの時刻を知るための道具としてだけではなく、自己表現の手段としても機能するのです。
特に、2026年の新作発表では、映画や音楽、建築、さらには神話といった異なるジャンルからインスピレーションを受けた多様な作品が登場します。「ザ ゴッドファーザー II」は、ダブル ミュージックボックス機構を融合させた革新的なタイムピースで、映画や音楽と時計工芸を見事に組み合わせました。
第二に、時計の枠を塗り替える「ゴッド オブ タイム」は、4秒で一回転するトゥールビヨンを搭載し、時の神を彫刻的に表現することに成功しました。そして、「ビリオネア ダブルトゥールビヨン エンジェルカット」では、ダイヤモンドカットの新たな表現を追求し、光を設計するという独自のアプローチを展開しました。
さらに、ブガッティとのコラボで生まれた「ブガッティ トゥールビヨン サファイアクリスタル」は、その透明ケースがブランドと自動車の融合を象徴しています。洗練された加工技術は、ハイウォッチメイキングの新たな地平を拓き、視覚的な驚きを提供します。
ラグジュアリーの新たな定義 — 空間の創造
近年、ジェイコブ&コーはライフスタイル領域にも進出し、時計やジュエリーだけでなく、ブランドレジデンスなど新たなプロジェクトを通じてその哲学を展開しています。ここで重要なのは、所有するだけではなく、時間そのものを体験することに重きを置いている点です。ジェイコブ&コーは、日常生活での時間の持つ価値を広範囲にわたり示そうとしています。
創業者の言葉にあるように、ジェイコブ&コーは、エンターテインメントの世界を含む多種多様な方々と共に成長してきました。彼の視点は、40年を振り返る中で不可欠な要素であり、ブランドの持つ独特の魅力はその人間関係から生まれています。
CEOベンジャミン・アラボも、ブランドの現在の立ち位置とその成長を強調し、時計業界での急成長に誇りを持っています。この成長は、独自の時計製造技術、高いジュエリーの美、リテールネットワークの拡充によって支えられています。
日本市場への新たな挑戦
2026年、ジェイコブ&コーは、日本市場においても新たな一歩を踏み出します。日本独自の文化と高い評価基準に応じた体験を提供し、単なる製品紹介にとどまらない、ブランド哲学に触れる機会を増やしていく方針です。 홍태주 (Ho Tagu)CEOは、日本のお客様にこの特別な体験を届けるため、銀座ブティックを基点に活動を強化する意向を示しています。
ジェイコブ&コーの哲学は、常に最先端を走り続ける姿勢にあります。彼らの未来への計画は、ますます幅が広がっており、創造性が溢れる環境を維持しつつ、新たな挑戦へと進んでいくことでしょう。これからも「時間の価値」を超えた体験が提供されることに期待が高まります。
この連載はここで一区切りですが、ジェイコブ&コーの革新は尽きることはないでしょう。
さあ、次に彼らが見せてくれる夢のようなタイムピースや体験を楽しみに待ちましょう。