自律走行レース参戦
2025-10-15 16:14:19

TGM Grand Prix、A2RL自律走行レースに向けてエクストリームーDと提携

TGM Grand PrixとエクストリームーDがパートナー契約



自動車レーシングチームのTGM Grand Prix(運営:株式会社セルブスジャパン)は、自律走行レース「A2RL(Abu Dhabi Autonomous Racing League)」への参戦に向けて、エクストリームーD株式会社とのパートナー契約を締結しました。これは、エクストリームーDが提供する高速AI/HPCクラウド「Raplase」を通じて、次世代の自動運転技術開発を加速するものです。彼らは2025年11月にアブダビで行われるこの画期的な自律走行レースを控え、新技術の導入を決意しました。

Raplaseとは?


「Raplase」は、データ転送速度が高く、大容量データを短時間で処理できるAI/HPCクラウドサービスです。これにより、従来のクラウド環境では難しかったリアルタイム解析やAIモデルの学習が可能となり、非常に高い処理速度と安定性を実現します。TGMGPはこの高度な技術を駆使して、A2RL参戦を念頭に置いた自律走行アルゴリズムの開発・検証プロセスをスピードアップし、データを即座に解析する基盤を構築していく予定です。

A2RLとは?


A2RLは、自律走行技術を競うために設立されたグランプリ形式のレースで、2024年に初めて実施されます。各出場チームは、ASPIRE社の提供するベースソフトウェアに自らの自律走行ソフトウェアを追加し、その性能を競い合います。このレースの最大の目的は、未来の自動運転技術の進展を図ることです。AIや機械学習、認識システムといった最新技術を実際のレースで試すことで、大きな技術革新が期待されています。

車両とチーム


A2RLで使用される車両は、国内最高峰のフォーミュラカーレース「SUPER FORMULA」で用いられているダラーラ社製シャシー「SF23」で、最大速度は300km/hに及びます。日本から参加する唯一のチームであるTGMGPは、レーシングチームとしても初めての挑戦をしています。

エクストリームーDとの連携


エクストリームーDの代表取締役、柴田直樹氏も、「TGMGPが挑戦する自動運転によるA2RLは、これまでにない競技であり、弊社の技術を提供できることを大変光栄に思う」とコメントしています。このような意義深いプロジェクトに携われることは、技術開発を加速させる大きなチャンスです。

同じく株式会社セルブスジャパンの代表取締役・池田和広氏も、AI技術の活用が自動運転技術に不可欠であるとし、これからの挑戦を楽しみにしています。「Raplaseを利用し、より効率的な開発が進むことで、完全自動運転の実現に一歩近づくと信じています」と語ります。

TGM Grand Prixとは


TGMGPは、新たな価値を創造すべく結成されたレーシングチームで、2023年にはデビューを果たし、すでに国内最高峰のフォーミュラカーレースでポールポジションを獲得しています。モータースポーツにおける情熱を胸に、今後もAIや自動運転をはじめとする先端技術に挑戦していく姿勢を貫いていきます。これからの進化が期待されるTGMGPの取り組みに、ぜひ注目してみてください。


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