新たな映画配給ビジョン「KeyHolder Pictures」
株式会社UNITED PRODUCTIONS(以降、UP)は、2023年4月1日より映画配給事業「KeyHolder Pictures」を開始しました。この新しいレーベルの立ち上げは、特に映画コンテンツの供給を全国に広げることを目指しており、UPが制作から供給までの広範な業務を手掛けることを示しています。これにより、より強固な収益基盤の構築を図る狙いがあります。
主要人材の紹介
映画配給の戦略が期待される中、UPでは井上伸一郎氏がアドバイザー、鈴木さとる氏がディストリビューション事業部のCDO(チーフ・ディストリビューション・オフィサー)に就任しました。井上氏は、KADOKAWAでの副社長経験を持ち、多数の映画プロデュースに携わってきた実績があります。鈴木氏も同様にKADOKAWAにて映画営業責任者として幅広いジャンルの作品を手がけてきた実力者です。
映画配給の新たな戦略
KeyHolder Picturesは、UPが得意とするバラエティコンテンツに加え、特定のジャンルに特化した作品の配給にも積極的です。特に、日本のホラー映画に注目し、自社のグループ会社である「闇」と提携し、ユニークなホラージャンル作品を制作・配信する計画も発表されています。これにより、創造性豊かな作品がジャンルを超えて幅広い受け入れられることを目指しています。
井上氏は「日本製の実写作品を世界的に認めてもらえる環境を整えることが大切だ」と語っており、日本の映画の可能性を世界に示す意欲を持っています。また、鈴木氏もインディペンデント映画の配給を重視し、マーケティング戦略を伴った丁寧な配信を目指しています。
さまざまな作品の配給に挑戦
KeyHolder Picturesは、メジャー作品からアート系まで多様な作品の配信プランを策定しており、特に新進気鋭の映画製作者や才能に焦点を当てた取り組みも行う予定です。これにより、より多様性に富んだコンテンツが国内外の市場に届けられることが期待されます。また、オンラインストリーミングサービスや映画配信などの新たな試みにも着手することで、映画観賞体験の幅を広げる機会を提供する方針です。
期待されるインパクト
このチームによる新しい挑戦に対する期待は高まります。森田篤代表は「魅力あふれる日本の作品を全国に届け、世界市場にも通用する機会を増やしたい」と述べており、UPの映画配給事業が日本の映像業界に新たな風を吹き込むことが期待されています。日本の映画コンテンツはまだまだ世界で評価される余地があり、KeyHolder Picturesがその架け橋となることを願っています。
今後、どのような作品が誕生し、またどのように配信されていくのか、今から楽しみです。これからの映画界の新たな動向に注目しましょう。