越境EC市場の進化と「おもちゃ・ホビー・グッズ」カテゴリ
越境ECサービス、特に「Buyee」の重要性が高まっています。このプラットフォームを通じて、越境ECにおける「おもちゃ・ホビー・グッズ」カテゴリの成長が著しいことが明らかになりました。2025年のデータによると、二次流通品を含むこのカテゴリの年間購入件数は、前年に対して1.7倍に増加しています。この背景には、日本の「ぬいぐるみ」などの人気商品がどれほど国際的な需要を得ているかという実情があります。
カテゴリの人気と成長性
「おもちゃ・ホビー・グッズ」は、Buyeeにおいて常に人気のある商品カテゴリです。BEENOSグループが発表している「越境ECヒットランキング」では、2023年に1位、2024年には2位、2025年も同じく2位にランクインしており、伸長率でも1位を獲得しています。国内の玩具市場が成長を続けており、2024年には1兆円を超えると予想されています。このことから、越境ECにおける「おもちゃ・ホビー・グッズ」カテゴリの可能性とビジネスチャンスが非常に大きいことが示されます。
商品の多様性と購入者の傾向
2025年年間の購買データによれば、台湾、アメリカ、香港が主要な販売先となっています。特に台湾では30代のユーザー間で人気があり、アメリカの主要な層は20代です。ブラジルでは、20代の購入率が50%を超えており、ユニークな傾向です。それに対して、香港やマカオの50代の利用が少しずつ増加している点も注目ポイントです。
さらに、購買データを掘り下げると、「ぬいぐるみ」がこのカテゴリをけん引していることが分かります。「ぬいぐるみ」は、マスコットを含むと全体の27.1%を占めており、購入件数も2024年に比べて1.3倍に成長しています。特に「ちいかわ」といった人気IPが東アジアでの需要をけん引しています。
購入動向と平均単価
Buyeeでの「おもちゃ・ホビー・グッズ」の購入金額中央値は2800円です。リユース品を含むため、特に限定版やデッドストック商品など高額商品も多く見られます。20.9%が平均購入金額が5000円以上1万円未満と回答しており、このデータからも通常時残高が2800円であることとの整合性が見えてきます。多くの利用者が、複数商品の購入で国際配送料金を抑える「おまとめ梱包サービス」を利用しています。
今後の見通し
越境ECの市場は次々に拡大しており、日本の「おもちゃ・ホビー・グッズ」はその中でも特に注目される分野です。BEENOS Solutionsの執行役員である岩本夏鈴氏は、「おもちゃ・ホビー・グッズは越境ECで非常に需要が高い」とコメントし、海外における日本製品の人気が高まっていることを強調しています。また、Z世代を中心に「ぬい撮り」が盛り上がっている中で、越境ECは今後のビジネスチャンスをさらに広げることでしょう。
越境ECにおける「おもちゃ・ホビー・グッズ」の成長は目を見張るものであり、ますます多くの事業者がこの波に乗ることが期待されます。国外で人気のある日本製品を取り扱うことで、新たなビジネスモデルを模索できるチャンスが広がっているのです。今がまさに、越境ECでの一歩を踏み出す絶好のタイミングと言えるでしょう。