一建設が進める熱中症対策の最新情報
近年の気温上昇や気候変動により、熱中症のリスクが高まっています。特に建設現場では、作業環境が厳しく、多くの作業員が熱中症の危険にさらされています。このような状況に対応するため、一建設株式会社は2025年6月より義務化される新しい労働安全衛生規則に先駆け、熱中症対策に力を入れています。
一建設の熱中症対策の概要
一建設は、2025年5月から施工管理職にも空調服を導入します。これまで主に大工や技能職に支給していたこの空調服を全ての職種に広げることで、現場作業者の健康を守る取り組みを強化します。また、これに加えて他にも多くの対策を実施しています。
具体的な取り組み
1.
水分・塩分の管理: 作業環境が厳しい多量発汗作業場では、定期的に水分補給と塩分補給を行うための施策を実施しています。これには水分補給用の飲料だけでなく、塩タブレットなども含まれています。
2.
熱中症予防のセルフチェック: 従業員には「熱中症予防セルフチェックシート」を配付し、自分自身の状態を確認できる仕組みを整えています。これにより、早期発見が可能になります。
3.
初期対処のための備品: 体調不良の初期段階に備え、ORSタブレットや経口補水液を職場に常備しています。
4.
補助具の支給: 暑さ対策のためにクーラーボックスや保冷剤の購入を全額負担し、飲料を冷やす工夫をしています。
5.
熱中症警戒アラート: 環境省から提供される熱中症警戒アラートのメール配信を施工管理職に義務化し、リスクを把握しやすくしています。
6.
安全管理のマニュアル: 突発的な事象に迅速に対応するための「安全管理クイックマニュアル」を整備し、施工現場でにおける安全対策を徹底しています。
未来に向けた展望
2023年には国連によって「地球沸騰化」の時代が到来すると予測されています。このような未来に備え、一建設は従業員や現場で働く事業者の健康と安全を最優先に考えているとともに、熱中症予防対策を今後も推進していく意向です。
これらの取り組みは、労働環境をより良くし、従業員の健康を守ることに寄与します。今後の動向にも注目です。
一建設について
一建設株式会社は1967年に設立され、東京都豊島区に本社を構えています。分譲戸建住宅やマンション、注文住宅、リフォームなど多岐にわたる事業を展開しており、顧客のニーズに合った住まいを提案しています。多様な事業を通じて、建設業界におけるリーダーシップを発揮し続けています。
詳しい情報は公式ウェブサイトでご確認ください:
一建設株式会社