タービー®皮下注発売
2025-08-14 10:18:23

再発性骨髄腫治療薬タービー®皮下注発売の重要性と期待される効果

タービー®皮下注の概要



再発または難治性の多発性骨髄腫に対する新たな治療薬、タービー®皮下注(トアルクエタマブ)が日本で正式に発売されました。この二重特異性抗体は、今までの治療法では効果を得られなかった多くの患者さんに新たな選択肢を提供することを目指しています。

多発性骨髄腫とは



多発性骨髄腫は血液がんの一種で、骨髄内の形質細胞が糖尿病に似た異常な形で増殖し、様々な健康問題を引き起こします。数多くの治療歴を持つ患者が多く、再発を繰り返しながら苦しむ人々が存在します。

タービー®の効果と試験結果



タービー®は、Gタンパク質共役型受容体ファミリーCグループ5メンバーD(GPRC5D)およびCD3をターゲットとした専門的な薬剤で、既存の治療が難しい患者に新たな可能性を開く薬品です。2025年6月に承認されたタービー®は、2025年8月に発売され、価格は3mgが146,284円、40mgが1,879,962円となっています。

第I/II相試験「MonumenTAL-1」では、日本人患者において全奏効率(ORR)が77.8%に達し、そのうち55.6%が完全奏効に至りました。このことから、タービー®は治療の選択肢が限られた患者における効果的な治療法であることが証明されたと言えます。

医師からの期待



岩手医科大学の伊藤薫樹教授は、タービー®の臨床試験について「日本人の再発性多発性骨髄腫患者においても持続的な奏効を示している」と述べ、この新薬が患者やその家族にとって、新たな希望をもたらすことに期待を寄せています。

J&Jの意義



Johnson & Johnson(J&J)は、これまで多くの治療薬を世に送り出し、患者の治療に貢献してきました。J&Jの日本法人であるヤンセンファーマは、タービー®を通じて、患者に新たな選択肢を提供するだけでなく、生活の質の向上や新しい治療の進化に貢献することを目指しています。

新たな希望の光



再発または難治性の多発性骨髄腫患者にとって、治療選択肢の増加は非常に重要です。タービー®は、そのようなニーズに応える新しい治療薬として、多くの人々に希望をもたらす存在となることが期待されています。この新薬の登場により、多発性骨髄腫の治療における未来が明るくなることでしょう。


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