NECとみなと子ども食堂が協力して展開するプログラミング教室
NECはこの度、NPO法人みなと子ども食堂と連携し、デジタル月間に合わせてプログラミング教室を新たに始めました。これは、子ども食堂を利用する小学生に向けたもので、SteAM教育の一環として位置づけられています。このプログラムは、NECグループの社員が持つ専門知識を活かし、地域社会の課題解決にも寄与するものです。
教室の具体的な概要
プログラミング教室の運営は、2025年10月20日から2026年3月16日までの間、毎月1回港区内の学習会場で行われます。対象となるのは小学4年生から6年生までの11名です。教室では、人気の教育ツール「Minecraft(マインクラフト)」を用い、プログラミングや問題解決能力、空間認識のスキルを養います。子どもたちは自分のアイデアをデジタル世界に具体化する体験を通じて、未来の社会との接点を持つことが期待されます。
昨年の実績も注目されます。昨年度はMITメディアラボが開発したビジュアルプログラミング言語「Scratch」を使用した講座が実施され、16名の小学生が参加しました。この体験を通して、「自分のアイデアが形になって嬉しい」といった声が上がり、プログラミングへの関心と自信を深める貴重な機会となりました。
港区の教育支援への期待
港区の子ども若者支援課、課長の矢ノ目真展さんは、このプログラムが子どもたちの成長にとって非常に重要だとコメントしています。港区は全ての子どもが安心して学べる環境作りに力を注いでおり、NECとみなと子ども食堂によるこの取り組みは、デジタル技術を体験することで自分の可能性を広げる貴重な機会だと語っています。また地域の支援についても言及し、企業や団体との連携を強化しながら子どもたちの未来を支える取り組みを進める意向を示しています。
未来に向けた取り組み
NECは「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」を掲げ、さまざまな子ども食堂と協力してSTEAM教育の普及に貢献することを目指しています。デジタル教育を通じて、子どもたちが自己の可能性を開花させ、未来社会で活躍できる人材に育てるための活動が、今後も継続的に行われていくでしょう。
このプログラムは、単なる教室ではなく、地域社会全体の子どもたちに新たな道を開く希望の象徴と言えます。参加する子どもたちは、未来のデジタル社会を担うリーダーとして成長していくことが期待されています。地元企業とコミュニティが力を合わせることで、より良い社会を作り上げていくための一歩が、このプログラミング教室から始まります。