SKxTECHが新たな挑戦に踏み出す
2025年5月26日、株式会社SKxTECH(エスケイ・クロステック)は、これまで培った通信インフラ工事における専門技術を基盤に、系統用蓄電池システム及びデータセンター建設分野に本格的に進出することを発表しました。この戦略は、同社が移動体通信基地局の特殊基礎工事を通じて得た豊富な経験と高度な技術力を活かし、未来のインフラへ貢献するための重要なステップと位置付けています。
株式会社SKxTECHの設立背景
SKxTECHは、2023年6月に新潟市の株式会社SKTの移動体通信工事事業を承継して設立された会社であり、「現場起点のスタートアップ」を自負しています。特に、難易度が高い通信建設工事において一貫したソリューションを提供し、多様な地盤に対応可能な土木技術で、プロジェクトの初期段階から設計に関与します。
過去には、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルといった主要通信キャリアの屋外基地局で、全国で1,000局以上の特殊施工を手がけてきました。この実績が、豊富なノウハウと現場対応力を確立し、次代のエネルギーシフトとデジタルインフラの急速な進展に挑む大きな基盤を築いています。
新たな成長戦略の発表
SKxTECHは、系統用蓄電池市場が2030年には8兆円規模に成長すると予測されていることから、その波に乗るための事業拡大を計画しています。この拡大に向けて、資金調達を行い、強固な財務基盤の強化を図るとしています。
新たな事業展開では、回転貫入鋼管杭工法を駆使した特殊基礎工事を通じて、市場のニーズに的確に応えていく方針です。既存の顧客である建設コンサルタントや大手通信エンジニアリング会社との関係を活かし、特に建設工事が求められる分野での成長を目指しています。
株式会社SKxTECHの強み
1.
卓越した地盤技術
- 全国各地の多種多様な地盤に対する深い理解と、それに基づく最適な基礎設計・施工を行うことで、他社との差別化を図ります。
2.
提案型施工体制
- 設計フェーズから積極的に関与し、効率的かつ高品質な施工の実現に努めます。
3.
揺るぎない実績
- 1,000局を超える特殊工事の施工実績が、技術力とプロジェクト遂行能力を証明しています。
4.
戦略的事業ポートフォリオの拡大
- 通信インフラを基盤としつつ、系統用蓄電池システムやデータセンター工事に注力することで、事業の多角化を図ります。
さらに、5期目に向けたM&A戦略の推進を視野に入れた財務基盤の強化を目指し、新たな成長ドライバーとして系統用蓄電池関連案件を月1件程度受注していく取り組みを開始する予定です。
今後の展望
SKxTECHは、地盤および基礎技術を駆使し、地上デジタル放送設備や道路情報システム、橋梁基礎など、社会基盤の維持・発展にも寄与していく所存です。私たちの目指すのは、より安全で持続可能な未来の構築。そのために、関係者の皆様からのご支援とご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
【株式会社SKxTECHについて】
ここまでの取り組みと展望を通じて、SKxTECHは「技術の結集。通信・インフラの未来をつくる」というスローガンのもと、新たな挑戦を続けていきます。