外国人妊婦支援
2025-09-08 10:31:42

外国人妊婦向け!聖路加国際大学で出産・産後ワークショップを開催

外国人妊婦向け出産・産後ワークショップ



日本での出産は、多くの外国人妊婦にとって新しい文化に飛び込む大きな挑戦です。言語の壁や文化の違いによって、彼女たちが直面する課題は少なくありません。そんな中、特定非営利活動法人アジア人文文化交流促進協会(JII)は、聖路加国際大学にて、英語で「出産・産後ワークショップ」を開催することを発表しました。日時は2025年10月11日(土)と11月29日(土)の2回、妊娠24週目以降の外国人妊婦を対象にしています。

外国人妊婦の現状


外国人妊婦が日本で出産を迎える際には、医療機関とのコミュニケーションや制度の理解が特にハードルとなります。多くの病院では両親学級が開催されていますが、多言語対応が難しく、外国の妊婦が安心して情報を得られる機会は限られてしまっています。これにより、不安や孤独感を抱く妊婦も多くいます。また、パートナーや家族の役割の理解が不足し、一人で出産や育児の負担を背負うことも少なくありません。

JIIの取り組み


JIIでは、こうした課題を解消するために、これまで15ヵ国以上からの妊婦が参加したワークショップを開催し、参加者からは「安心して出産に臨めるようになった」という声が寄せられています。ワークショップでは、参加者が情報を交換し、不安を共有することで、実践的な知識や情報を得ることができます。

ワークショップの内容


このワークショップでは、聖路加国際大学の五十嵐ゆかり教授が講師を務め、出産の流れや医療機関との連携、産後の身体の変化、赤ちゃんとの生活など、幅広いテーマをカバーします。実践的な内容として、さまざまな教材や育児グッズの見本、ビデオを使用し、参加者が具体的なイメージを持てるよう工夫されています。妊婦自身だけでなく、パートナーの参加も推奨されています。

講師について


五十嵐ゆかり教授は、異文化看護を専門としており、外国人妊娠女性やその家族への支援に力を注いでいます。また、情報資料や啓発活動を通じて、多言語での出産や育児に関する理解を進めています。

参加の詳細


このワークショップは、妊娠24週目以降の外国人妊婦が対象で、各回20名までの定員です。参加費は1人600円、ペアでの参加は1000円となっています。申し込みは各開催日の1週間前まで受け付けており、定員に達し次第締切となるため、お早めの申し込みをお勧めします。

開催概要


  • - 日時: 2025年10月11日(土)、11月29日(土) 10:00〜12:00
  • - 場所: 聖路加国際大学大村進・美枝子記念聖路加臨床学術センター
(東京都中央区築地3-6-2)

外国人妊婦が日本で安心して出産を迎え、素晴らしい育児のスタートを切るためのこのワークショップに、ぜひご参加を検討してみてください。


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