多様化する働き方が健康に与える影響を追求する共同研究

はじめに

アドネス株式会社は、東北大学とタッグを組み、2025年9月から2026年8月にかけて、働き方や学び直しが個人の経済状況や健康に与える影響を解析する共同研究を開始します。この研究は、全国規模の調査データを用いて、多様なキャリアの選択やスキル獲得がどのように人々の生活に影響を及ぼすかを科学的に検証することを目的としています。

研究の背景

近年、デジタル技術の進展に伴い、私たちの働き方は急激に変化しています。副業やオンライン学習、AIの利用など、多様化するキャリアの選択肢は、生活に新たな可能性をもたらす一方で、その影響については十分に理解されていないのが現状です。アドネス株式会社と東北大学は、この未解明な領域に踏み込むことで、科学的根拠に基づいた新しい知見をもたらすことを期待しています。

研究概要

本共同研究は、東北大学大学院医学系研究科の公衆衛生学分野から田淵貴大准教授が研究代表者を務め、これまで行われてきた全国規模のインターネット調査「JACSIS/JASTIS研究」のデータを活用します。この調査は、日本全国の18歳から79歳の男女約3万人を対象にしており、キャリア観やSNS、AIスキルなどが与える影響を疫学・統計学的手法で分析する予定です。

研究の進行

研究は、横断的研究と縦断的研究の2つのアプローチを用います。参加者の年齢、学歴、職業、ライフステージなど多岐にわたる要素を考慮し、様々な関連性を探ります。具体的には、育成されたスキルがどのように個人の生活や健康に影響を与えるかを深堀りすることが目的です。

事例研究

例えば、SNSの影響力が急速に増加している現代社会では、各種SNSが個人に与える影響が大きなテーマとなります。この共同研究では、SNSや新しい働き方の要素を盛り込み、データに基づく新たなスキル習得方法を模索します。進化する働き方が健康に与える具体的な影響を理解することは、労働市場や教育界に重要な示唆を与えるでしょう。

今後の活用

研究の成果は、企業の人事制度や教育サービスの改善、個人のキャリア支援、さらには政策提言の基盤となることが期待されています。アドネスは、教育事業の専門知識を活かし、研究の結果を実社会にフィードバックすることを目指しています。これにより、リスキリング支援や人材開発の新たな価値を提供することができるでしょう。

各代表者のコメント

アドネス株式会社の三上功太社長は、「この共同研究を通じて、多様化するキャリア観やスキル習得が人々の生活や健康にどのように影響を与えているのかを、科学的な視点から解明したい」と語っています。一方、東北大学の田淵貴大准教授も、「SNSやAI、働き方の変化についての疫学研究を進めることで、人々の生活に役立つデータと知見を提供したい」と期待を寄せています。

アドネス株式会社について

アドネス株式会社は、次世代型教育事業を展開する企業であり、ミッションとして「全人類をWell-beingなGiverにする」を掲げています。主力サービスである「スキルプラス」では独自のAI技術を使用して、個々の学習プロセスを可視化し、受講者に最適なカリキュラムを提供します。教育とテクノロジーの融合を通じて、個人や企業の成長を支援しています。彼らの試みは、現代社会に求められる新しい働き方やライフスタイルの実現に寄与することでしょう。