正論大賞受賞
2025-12-06 10:26:23

正論大賞を受賞した兼原信克氏と濱口和久氏の功績

フジサンケイグループが選考を行った第41回正論大賞と第26回正論新風賞の受賞者が発表されました。正論大賞は「自由と民主主義のために闘う正論路線」を体現した個人に贈られるものであり、今年は兼原信克氏がその栄誉を受けました。彼は笹川平和財団常務理事であり、麗澤大学の特任教授でもあります。

受賞理由と業績

兼原氏は、2012年から2019年までの間、第2次安倍晋三政権で内閣官房副長官補と国家安全保障局次長を兼任し、平和安全法制の策定において中心的な役割を果たしました。その後も、彼は国際的な視野を持ちながら、様々な言論活動を通じて日本と世界の安全保障に関する議論を深めています。彼の言論は幅広い知識と豊富な実務経験に基づいており、特に現在の厳しい安全保障環境において非常に重要な役割を果たしていると評価されています。

一方、濱口和久氏が受賞した正論新風賞は、力強い提言を行う新進気鋭の言論人に授与されるもので、彼は拓殖大学の特任教授であり、防災教育研究センターのセンター長としても活動しています。濱口氏は多岐にわたる実務経験を活かし、危機管理と安全保障に関して独自の視点から国民や自治体に向けた実用的な提言を行っています。特に彼の提言は、東日本大震災からの復興の過程で大変重要な意味を持つもので、彼の活動は国民の安全意識の向上に寄与しています。

贈賞式

両賞の贈賞式は令和8年、2026年3月に東京都内のホテルで開催される予定です。正論大賞の正賞は御正進氏制作のブロンズ彫刻「飛翔」、正論新風賞には小堤良一氏制作の「ソナチネ」が授与されます。

受賞者略歴

  • - 兼原信克氏(かねはら・のぶかつ)
1959年1月22日生まれ、山口県出身。東京大学法学部を卒業後、防衛政策に関わる重要なポジションを歴任。著書には『日本人のための安全保障入門』や『歴史の教訓「失敗の本質」と国家戦略』があります。最近では2023年から「正論」欄の執筆メンバーとして貢献しています。

  • - 濱口和久氏(はまぐち・かずひさ)
1968年10月14日生まれ、熊本県出身。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊を経て、危機管理や防災に関する専門知識を持ち、自治体へもアドバイスを行っています。著書には『考える防災24生き抜くための災育のすすめ』があり、2023年からも「正論」欄に寄稿しています。

これらの功績が評価され、彼らは今年の正論大賞と新風賞を受賞しました。彼らの活動は今後も日本の安全保障にとって重要な意味を持つことでしょう。


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