ウフル、AIエージェントを活用した営業プロセス改善サービス開始

ウフル、AIエージェントによる営業プロセス改善サービスを開始

株式会社ウフルが、AIエージェントを活用した営業プロセス改善サービスを新たに展開することを発表しました。これは、企業の業務を一元管理できるプラットフォーム「Slack」とSalesforceのAIエージェント「Agentforce」を組み合わせた画期的なサービスです。

営業現場では、慢性的な人手不足が深刻化しています。そのため、企業の約80％は、売上の伸び悩みや停滞を感じているとの調査結果もあります。このような状況では、少数の営業担当者が既存顧客への対応をしつつ、新規開拓のための準備作業を同時に進める必要があり、業務の負担が増大しています。その結果、顧客との接点の質が低下する問題が浮き彫りになっています。

ウフルはこの課題に対処するため、AIエージェントが営業担当者の補助を行う「エージェンティックOS」として機能するSlack上でのサービスの提供を開始しました。具体的には、AIエージェントが自動的に情報収集や整理を行い、次の行動を準備することで、営業プロセスの効率を向上させます。

営業プロセスとAIの役割

1. 初回訪問準備支援エージェント

営業担当者が抱えていた初回訪問の準備業務をAIが担います。これまでは企業情報のリサーチやCRMデータの整理が必要でしたが、AIエージェントが自律的にそれを行い、必要な情報をSlack上に集約します。また、訪問に向けたヒアリング項目をAIが整理し、提案資料を自動生成します。このプロセスにより、担当者は確認や修正だけ行えばよく、迅速な準備が可能になります。

2. 停滞商談支援エージェント

提案後の商談に関しても、AIエージェントは進捗情報を監視し、停滞の兆候を早期にキャッチします。Slack上で自動的に状況を分析し、次に取るべきアクションを提示することで、営業担当者はスムーズな商談の進行を維持できるよう支援されます。

今後の展望

ウフルは今後、リード対応や商談管理、進捗報告、データ分析など、営業領域を超えて、開発やカスタマーサービス、マーケティングなど、組織全体の業務プロセスにおけるAIエージェントの導入を進めていく考えです。また、持続可能な社会を目指して、企業や社会でのDX（デジタルトランスフォーメーション）推進にも注力していきます。

ウフルは「テクノロジーと自由な発想で持続可能な社会を創る」という理念をもとに、今後もイノベーションを通じて様々な課題に取り組んでいきます。新たに提供されるこのサービスが、営業プロセスを一層効率化し、企業の成長を促進できることが期待されます。