ピンクフォンカンパニーが東京に法人設立、日本市場への進出を加速化

ピンクフォンカンパニー、日本市場へ本格進出

グローバルファミリーエンターテインメント企業のピンクフォンカンパニー（The Pinkfong Company）が、日本市場に本格的に進出することを発表しました。東京に設立されたこの法人は、ロサンゼルスや上海、香港、シンガポールに続く5番目の海外法人となります。日本国内でのキャラクター事業を拡大するため、強力なIP（知的財産）を活用し、さまざまなコンテンツの配信やオフライン公演を行う計画です。

ピンクフォンカンパニーの東京オフィスは、虎ノ門のKocca CKL Tokyoに設置され、代表には本社のCBO（最高事業責任者）ジュ・ヘミン氏が就任しています。この新たな拠点により、日本市場での理解を深め、消費者に愛される新しいコンテンツや商品開発に注力する方針です。

あそび！学び！フェスタでの成功

日本法人の設立を記念して、ピンクフォンカンパニーは4月4日から6日に開催された「あそび！学び！フェスタ」に出展し、多くのファンとの交流の場を設けました。このイベントはTBSにより実施され、昨年の初開催から来場者数を大きく上回る3万人以上を記録し、盛況のうちに終了しました。今年は「さわって開く、ワクワクのとびら」をテーマに、遊びながら学ぶことができる体験型コンテンツがつくられ、特に注目を集めました。

ピンクフォンカンパニーは、アニメーションで人気の「ベイビーシャーク」と「べべフィン」を活用した多彩なコンテンツを展開。会場には「ベベフィンハウス」を再現したブースや、ミッションをクリアするとグッズをもらえるスタンプツアーなどがありました。また、日本初公開となる「シングアロングショー」も大好評を博し、リトルプラネットとのコラボによる「ベイビーシャークアトラクション」も子供たちに大人気でした。

日本市場での成功事例

ピンクフォンカンパニーは、既に日本市場での成果を確実に上げています。例えば、2022年には「リトルプラネット」と共同でポップアップストアをオープンし、前年比132％増の12万8000人以上の来場者を記録しました。また、ローソンとの提携により全国のコンビニでキャラクター商品を販売し、多くの消費者に支持されています。特に昨年下半期に発売されたサウンドブックは、わずか6カ月で13万部を突破するヒット商品となりました。

さらに、2023年5月にはZ世代に向けたウェブ漫画『ムーンシャーク：〜推し活してたらスターになりました！？〜』を「LINEマンガ」にて配信開始し、若年層からの支持も得ています。これに加え、2024年には全国ツアーを予定しているミュージカル『BABY SHARK LIVE！ The Hidden Treasure』は、静岡や東京、千葉、神戸等様々な地域での本格公演を控えています。

将来的な展望

ピンクフォンカンパニーの日本法人設立を通じて、今後は現地の消費者ニーズに則したコンテンツの開発や商品展開に取り組むとしています。グローバルな市場で実績のあるIPをもとに、新たな成功ストーリーを日本でも築いていくことが期待されています。この日本市場向けの戦略が、今後どのような形で展開されていくのか、ますます目が離せません。

【ピンクフォンカンパニー公式ウェブサイト】
ピンクフォンカンパニー公式サイト